マンUが関心を寄せるエンクンク [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドが、チェルシーに所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクに関心を示しているようだ。5日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。
現在27歳のエンクンクは、パリ・サンジェルマン(PSG)の下部組織出身で、ライプツィヒでの飛躍を経て、2023年7月にチェルシーに5300万ポンド(約104億円)の移籍金で加入した。しかし、2023−24シーズンは開幕前に手術を受けて長期離脱を余儀なくされるなど、負傷に悩まされたシーズンを送った。
エンツォ・マレスカ監督が就任した2024−25シーズンは、公式戦42試合に出場し、14ゴール5アシストを記録。FIFAクラブワールドカップ2025でも4試合に出場し、ラウンド16のベンフィカ戦では貴重な勝ち越しゴールを決め、準決勝に駒を進めているチームに貢献しているものの、プレミアリーグでの先発出場は9試合にとどまるなど、控え選手の役割が主となっている。
チェルシーとの現行契約は2029年6月30日までとなっているエンクンクだが、今夏にはU−21イングランド代表FWリアム・デラップ、ブラジル代表FWジョアン・ペドロ、U−21イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンスが加入したこともあり、新シーズンはさらに序列が下がることが予想されていることから、今夏には移籍を望んでいることが噂されている。
そんなエンクンクに対してはバイエルンから関心が寄せられていることが明らかになっているなか、今回の報道によると、マンチェスター・ユナイテッドが同選手の陣営に接触した模様で、3500万ポンド(約69億円)のオファーを提示したという。
現時点で交渉の行方は明らかになっていないが、イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードや、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョ、ブラジル代表FWアントニー、イングランド人FWジェイドン・サンチョ、オランダ代表DFタイレル・マラシアが退団を希望し、攻撃陣の補強に動いているマンチェスター・ユナイテッドがエンクンクを獲得できるかには注目が集まりそうだ。