
■MLB ナショナルズ4ー6レッドソックス(日本時間7日、ナショナルズ・パーク)
ナショナルズの小笠原慎之介(27)が本拠地でのレッドソックス戦でメジャーデビューを果たした。2回2/3、55球を投げて、被安打7(1本塁打)、奪三振2、四死球1、失点4(自責点4)と厳しいデビューでメジャー初登板初黒星、チームも3連敗で借金は“16”となった。
開幕を3Aで迎えて、4月には脇腹を痛めて故障者リスト入り、6月28日に3Aに復帰した。ここまで3Aでは1勝1敗で防御率は4.80。チームはナ・リーグ東地区最下位でチーム防御率は5.16。
チャンスを掴みメジャーデビューを果たした小笠原、1回、1番・N.イートン(28)にメジャー初球のストレートを狙われてライト前ヒットを打たれた。先頭打者の出塁を許したが、2番・R.ゴンザレス(28)にはカウント0−2からスライダーで空振り三振、メジャー初奪三振をマーク。
1死を奪い、落ち着いたかに思えたが3番・R.アンソニー(21)にはボールが先行し、カウント2−0とすると、1塁走者に盗塁を許した。少しでも隙を見せると畳みかけてくるメジャー、フルカウントから高めに浮いたスイーパーを叩かれて、ライト前へタイムリー。メジャー初失点を喫した。
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さらに4番・R.レフスナイダー(34)にはストレートを右中間へタイムリーツーベース、5番・T.ストーリー(32)にはカウント2−1からスライダーをレフトスタンドへ14号ツーランと小笠原はメジャーの洗礼を浴びて、いきなり4失点。ベンチも一度タイムを取ってマウンドに集まり、ひと呼吸入れた。その後は、6番・Ja.デュラン(28)をカーブでセカンドゴロ、7番・E.トロ(28)もカーブでサードゴロと低めのカーブで内野ゴロに打ち取ってマウンドを降りていった。
2回のマウンドに立った小笠原は先頭の8番・C.ウォン(29)をチェンジアップで空振り三振で先頭打者を打ち取ったが、9番・C.ラファエラ(24)にもチェンジアップでタイミングを外したが、ボテボテのゴロとなりセカンド内野安打。ここで突然の豪雨となり、試合が中断となった。
雨は15分で止んで、試合再開し小笠原も続投となった。すると、1塁へ牽制、走者が飛び出してタッチアウト。小笠原は冷静な判断を見せた。2死を奪ったが、死球とヒットで一、三塁のピンチ、ここで先制タイムリーを打たれた3番・アンソニーをファーストゴロに抑えて、無失点。安堵の表情でベンチへ戻った。
3回、外野フライ2つで簡単に2死を奪い、6番・デュランもセカンドゴロに打ち取ったが、この打球をセカンドがエラー、2死から走者を許すと、続く7番・トロにはストレートをライト前へ、3イニング連続で得点圏に走者を背負った。この場面でナショナルズベンチが動き、小笠原は降板となった。小笠原は2回2/3、55球を投げて、被安打7(1本塁打)、奪三振2、四死球1、失点4(自責点4)と厳しいメジャーデビューとなった。
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