陸上世界選手権東京大会(9月13〜21日)の一部内定選手が7日、都内で会見に出席し、女子やり投げで日本女子初の連覇がかかる北口榛花(27=JAL)が右肘のケガの状態について言及した。
6月27日に右肘内側上顆炎(じょうかえん)と診断されたと公表し、6日まで行われた日本選手権を欠場。痛めた利き腕について「すぐに治療ができて、痛みはなくなってきている」といい「9月が本番。予定していた7月の試合はキャンセルして、9月に向けて徐々にリスタートしていきたい」と見据えた。
すでにトレーニングを再開していると明かし、8月20日のDL第13戦(ローザンヌ)での復帰を目指す。「東京で、皆さんの前で、金メダルを取れるように頑張りたい」と誓った。
欠場した日本選手権は、テレビやYouTubeで観戦。「こんなに陸上が好きだったんだなと。テレビやYouTubeから離れられなかった。2日目(5日)は感動するポイントが多々あった。自分も腐らずに頑張りたい」と刺激を受けた。
さらに「日本選手権(の中継)ってこんなに泣ける番組だったかなと。(女子)走り幅跳びの高良(彩花)さんも泣いた。桐生(祥秀)さんの優勝インタビューも泣いた。男子やり投げでは大学の先輩(崎山雄太)が大記録で優勝して、感動して泣いた。寝るのが大変でした」とほほ笑んだ。
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北口は今季4試合に出場。6月12日のダイヤモンド(DL)リーグ第6戦ノルウェー大会では64メートル63で優勝。世界最高峰に格付けされるDLで、節目の通算10勝目を挙げた。同24日のゴールデンスパイク(チェコ)では63メートル88で2位だった。
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