元阪神の片岡篤史氏(56)が5日放送のフジテレビ系「ジャンクスポーツ」に出演し、PL学園の上下関係にまつわるエピソードを明かした。
スタジオにはPL学園OBとして前中日監督の立浪和義氏(55)、元阪神の片岡篤史氏(56)。当時のPL学園に恐れおののいていた元高校球児として、上宮(大阪)出身の元巨人元木大介氏(53)らが登場した。
片岡氏は、プロ野球選手を82人輩出している通称「PLライン」の上下関係はプロ入り後まで続くと説明。「死ぬまで先輩、後輩は絶対抜けない。スゴい成績を残しても先輩は先輩」と振り返った。
番組内では、PL学園の先輩の優しさがにじむエピソードも紹介。プロ1年目の片岡氏は新人王がかかっており、試合前にPL学園の2学年上の先輩で、西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏(57)の元へあいさつに行くと「今日ファーストゴロ打てよ、ヒットにしてやるから」と伝えられたという。当時はクライマックスシリーズがなかったため、シーズン終盤には消化試合が存在。片岡氏は早速、第1打席から一塁方向へ鋭い打球を飛ばしたが、清原氏に好捕され「ウソやん」と先輩の好守に苦笑いした。だが「そこで終わらなかったんです」と第2打席で再び一ゴロを放つと「逆にスタートを切ってヒットにしてくれました。PLだからこそやっていただいた」と結果的に新人王争いには敗れたものの、アシストしてくれた先輩の優しさを振り返った。
一方、上宮出身で清原氏と巨人でチームメートだった元木氏は「PLじゃないんで。普通に『キヨさん、キヨさん』って言ったり」と「PLライン」でない選手間の距離感を説明。片岡氏は「考えられないですよ。『キヨさん』なんて言ったことないし、言えないです」と振り返った。
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さらに元木氏はPL学園OBで現巨人2軍監督の桑田真澄氏(57)について「僕は『ニコ』って呼んでます。グラブになんでかわからないんですけど『ニコ』って書いてあるので」と説明すると、片岡氏は言葉に詰まった様子で苦笑い。これにMCの浜田雅功氏(62)は「もう絶句してるやん」と突っ込み「まあ元木さんやから言えたっていうのもあると思う」と話し、スタジオは笑いに包まれた。
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