ローソンは7月8日から、店内でトッピングを選べるカスタムサラダ「できたてBOWL SALAD」を、ナチュラルローソン茗荷谷駅前店で販売する。ベースのサラダは864円で、108〜324円のトッピングを追加すると、価格は1000円を超える。また、ナチュラルローソンのリブランディングを実施し、これまでの主なターゲットであった女性層から、ジェンダーレス層へと刷新する。
「できたてBOWL SALAD」は、「シーザーサラダ」と「コブサラダ」(いずれも864円)の2種類をベースとして用意。トッピングは「ゆで卵」や「スモークサーモン」など9種類で、価格帯は108〜324円。ドレッシングには、カスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」のものを採用する。店内には専用の冷蔵ショーケースを設置し、客が選んだ具材を店員が盛り付けて提供する。
総務省の調査によると、サラダの消費金額は2010年から2022年にかけて約2倍に増加した。カスタムサラダ専門店「クリスプサラダワークス」は、2014年の開業以来34店舗に拡大し、追加トッピングを含めた平均注文単価は1800円に達するという。
新発売の「できたてBOWL SALAD」は、茗荷谷駅前店において12月までに2000食の販売を予定しており、今後は他のナチュラルローソン店舗でも展開を計画している。
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ナチュラルローソンは2001年に展開を開始し、「美と健康」をテーマに掲げてきた。減塩おにぎりやカフェインレスコーヒー、プロテインなど、健康志向の商品を取りそろえるほか、開発商品が好調な場合は通常のローソンにも展開する「ラボ」としての役割も担う。現在、顧客の約6割が女性で、通常のローソンよりも女性比率が高い。
今回のリブランディングでは、これまでの「美・健康への意識が高い働く女性」をターゲットとする方針から、「ジェンダーレス」へと転換する。特に「自分らしさを大切にし、幸福度が高い人々」を主要ターゲットとし、「高くても良いものを選びたい」層に向けて付加価値の高い商品を提供する。チュラルローソン商品部長の中桐崇氏は「性別ではなくライフスタイルに基づくアプローチを行う」と説明した。
新商品の開発にあたっては、オリジナル商品を「熱量500キロカロリー以下」「食塩相当量2.3グラム以下」とする方針を掲げ、添加物に関しても独自の基準を新たに設けるとしている。
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