元医師、懲役２年６月確定へ＝ＡＬＳ嘱託殺人、上告棄却―最高裁

　難病の筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）の女性患者から依頼を受け殺害したとして、嘱託殺人などの罪に問われた元医師山本直樹被告（４８）について、最高裁第２小法廷（高須順一裁判長）は被告側の上告を棄却する決定をした。７日付。懲役２年６月とした一、二審判決が確定する。

　一、二審判決によると、山本被告は２０１９年１１月、医師大久保愉一元被告（４７）＝懲役１８年が確定＝と共謀し、ＡＬＳ患者の女性＝当時（５１）＝からの依頼を受け、京都市内で薬物を投与して死亡させた。