<買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025千葉大会>◇第2日◇10日◇女子予選ラウンド第3週◇千葉ポートアリーナ◇観衆7321人
世界ランキング5位の日本が同34位の韓国を3−0(25−21、27−25、25−22)で破った。韓国戦は3−0で勝利した1964年東京五輪での初対戦から、通算100勝目となった。
試合前の他国の結果により上位7チーム以内が確定し、23日からのファイナルR(ポーランド・ウッジ)進出が決定。石川真佑主将(25)に代わり、18歳秋本美空が初先発に名を連ねるなどニューフェースが躍動した。
2年ぶりに代表復帰した最年少アタッカーの秋本が、大器の片りんを見せた。第1セットは2得点にとどまったものの、第2セット以降に打数が増加。母で元日本代表の大友愛さんから受け継いだ185センチの長身を生かしたパワフルなスパイクとブロックで得点を重ね、要所の活躍でチームを勢いづけた。終わってみれば自軍3位の11得点。試合途中、石川からの「トスの下に入って打点を高く持っていった方がいい」とのアドバイスも生きた。通算8勝2敗とチームも好調をキープ。「練習してきたことが出せた」とほほ笑んだ。
デビューから8戦目でのスタメン起用は前夜、指揮官から伝えられた。スタンドで母も見守る前で、「最初から入っていたので緊張はしなかった」と大物ぶりも発揮。ただ自己評価は「65点」と辛口だった。課題にする守備面に加え、30%台にとどまった決定率にも納得はしていない。「(石川)真佑さんみたいにラリーを取り切ることができなくて、苦しい展開が多かった。成長しないといけない」と引き締めた。
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次戦は12日に同4位のポーランドと対戦。「体は元気。自信を持ってアピールしたい」。今春の春高バレー(高校選手権)で東京・共栄学園を19年ぶりの優勝に導いた将来のエース候補。3年後のロサンゼルス五輪を見据え、千葉の地で成長の足跡を残す。【勝部晃多】
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