ママスタ私はサナエ。介護が必要になった義父は、ヘルパーさんや施設を拒否していましたが……義母はどこか吹っ切れたように、義父の望みをバッサリと拒否。介護ができないと悟ったのか、それとも他に原因があるのか……。旦那のケイタは仕事で施設見学に来られない日もありましたが、私がパートを調整させてもらって、車を出すことになりました。そのくらいの協力はしてあげなければいけないと思ったのです。

義父は、どうにか施設に入ることを免れようと甘えてみたり泣き落としてみたりしていました。でも義母の意思は揺るがず。介護の大変さと過去の忌々しい思い出、今さら何を言われても揺らぐはずなんてないんですけどね。

義母は「私のときはヘルパーさんたちを頼りに頑張る」と言いますが、私も手伝えることは手伝うつもりです。

帰宅後、いい機会だと思い、私たち夫婦の老後についても話し合うことにしました。

旦那は「子どもが3人もいるんだから誰か面倒見てくれるでしょ?」と言いますが、子どもたちの負担には絶対になりたくありません。もし介護が必要になったら、施設に入りたいと思っています。

旦那はというと、義父と同じように「できれば家にいたい」と言っています。

一応、旦那の希望は頭に入れてはおきますが……今回、義母と旦那から介護を押し付けられそうになったことは、忘れられそうにない気がします。

義父は施設に入ることになりました。憔悴している義父とは反対に、義母は晴れ晴れとした顔をしていたのです。
私たちも将来介護が必要になるかもしれません。信頼している家族に、面倒を見てもらいたいという気持ちはわからなくもありません。でも、そのせいで家族の人生が台無しになることは、絶対にあってはなりません。だからいろいろな人の手を借りて、感謝しながら生きて行こうと思っています。
そのためには、日ごろからたくさんの人に思いやりの心を持たないといけないと、義父の背中を見てよりいっそう強く思ったのです。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・ちょもす 編集・海田あと
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