アキバは梅雨明け前だけど――夏本番のARCTIC製ハンディーファンが登場

0

2025年07月14日 15:11  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

TSUKUMO eX.でデモ展示中の「Summair 2 Go」

 PCにとっても人体にとっても熱処理が厳しい夏場は、ユニークな冷却パーツが多数登場する季節でもある。先週、ARCTICから登場したのは、100mm径のハンドヘルドファン「Summair 2 Go」だ。ブラックとホワイトがあり、価格は共に3000円弱となる。


【その他の画像】


●毎分4300回転のファンを外に持ち出せる 「Summair 2 Go」の評判


 ファンの回転数は毎分600〜4300回転となる。折りたたみ式のスタンドと5000mAhのリチウムイオンバッテリーを組み込んでおり、卓上ファンとして使えるのに加え、ハンディーファンとして持ち出すことも可能だ。


 稼働時間はフル充電で77時間(毎分1000回転時)、本体重量は約230gとなる。


 取り扱う各店での売れ行きは好調な様子だ。オリオスペックは「卓上ファンとしても強力ですし、ハンディーファンとして使えば一部の層に注目を集めそうです」と評価していた。


 その他、120mmファンも複数登場している。Antecは28mm厚のARGB LED搭載ファン「Orbit 120 ARGB FAN」を投入。3個パックのブラックモデルが流通しており、価格は8700円前後となる。


 darkFlashは側面にインフィニティミラーを組み込んだ「DM20 Line」を売り出している。こちらはスンダードブレードとリバーズブレードがあり、ブラックとホワイトをそろえる。単品売りのみのため、掛け合わせで4種類が店頭に並んでおり、価格はいずれも1000円弱となっている。


 TSUKUMO eX.は「今どき、ARGBファンで1000円を切るのはかなり貴重ですね。さらにインフィニティミラーデザインですし、定番になりうるシリーズだと思います」と高く評価していた。


●クーラーマスターから裏配線対応の7000円台ATXケースが登場


 PCケースも、コストパフォーマンスに優れた新製品が登場している。複数のショップで目立っていたのは、クーラーマスターのATXケース「Elite 502 Lite」と、その小型版といえるmicroATXサイズの「Elite 302 Lite」だ。共にブラックとホワイトがあり、価格は7700円前後と5000円弱となる。


 どちらもマグネット式のメッシュパネルをフロントに採用しており、高いエアフローを実現可能なデザインとなっている。さらにElite 502 Liteは複数メーカーの裏配線規格に対応しており、パーツ選びや仕上がりの幅が広い。


 TSUKUMO eX.は「標準搭載のファンはリアの120mm1基ですが、安価なファンと組み合わせればトータルコストをかなり抑えられると思います。作りやすいデザインですし、この夏人気を得そうですね」と話していた。


●裏配線「PROJECT ZERO」に属するモデルも――MSIから6種のAM5マザーボード


 裏配線タイプの新たなマザーボードも登場している。MSIの裏配線シリーズ「PROJECT ZERO」に属するAMD B850モデル「B850 GAMING PLUS WIFI PZ」で、価格は4万3000円前後だ。ホワイトを基調にしたATXモデルで、3基のM.2スロットや4基のPCIe x16スロットを備え、5GbEの有線LANとWi-Fi 7の無線LANに対応している。


 同社からはホワイトを基調としたAMD B850/B840モデルが一斉に登場している。Wi-Fi 6E対応のB850搭載ATXモデル「B850 GAMING PLUS WIFI6E」と、そのmicroATX版といえる「B850M GAMING PLUS WIFI6E」、AMD B840を採用したmicroATXモデル「B840M GAMING PLUS WIFI6E」、AMD B850搭載でMini-ITXサイズの「MPG B850I EDGE TI WIFI」の4モデルだ。価格は順に3万円前後と2万7000円前後、2万6000円前後、5万4000円前後となる。


 さらに、AMD B840搭載でmicroATXサイズの黒基板モデル「PRO B840M-P WIFI6E」も2万1000円前後で投入しており、都合6モデルが売り場に加わったことになる。


●67mm高の「BIG SHURIKEN4」&4TBで3.6万円台のM.2 SSDも店頭に並ぶ


 空冷CPUクーラーでは、サイズのトップフローモデル「BIG SHURIKEN4」が登場している。15mm厚で側面の隙間を増やした120mmファンを搭載し、価格は5000円弱となる。


 オリオスペックは「全高は(2022年1月登場の)『BIG SHURIKEN 3 Rev.B』と同じですが、サイドに風が広がる作りを強化しているので、VRM回りの冷却に良い効果が期待できそうです」と評価していた。


 ストレージ関連では、Crucialから2種類の4TB M.2 SSDが投入されている。7月初旬に登場したPCIe 5.0対応の「T710」に属する「CT4000T710SSD8-JP」と、PCIe 4.0対応の「P310」シリーズに属する「CT4000P310SSD8-JP」だ。どちらもヒートシンクのないタイプで、価格は8万1500円前後と、3万6500円前後となる。



    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定