
【写真】演技派俳優陣が集結! 『果てしなきスカーレット』声優キャスト11名
アニメーション映画監督・細田守の最新作で描くテーマは、“生きる”。主人公の王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、“死者の国”で再び、宿敵に復讐を果たそうとする物語だ。主人公・スカーレットの声を演じるのは、芦田愛菜。そして芦田演じるスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)を岡田将生が演じる。
このたび、本作の声優キャストが発表。スカーレットが復讐に身を投じるきっかけを作ったクローディアスを演じるのは、『バケモノの子』、『未来のミライ』、『竜とそばかすの姫』に続き4作目の細田作品となる役所広司。これまでは、熊徹や主人公の父親等の不器用ながらのやさしさを感じるキャラクターが多かった役所が、今作では今までとは真逆の主人公の宿敵・クローディアスを演じ、細田作品最多の出演キャストとなる。
クローディアスは、スカーレットの父であり、自身の兄でもあった国王を殺して王の座を奪った、本作最凶の敵。スカーレットからの報復におびえ、側近らにスカーレットの命を奪うよう命じる冷酷で狡猾な人物だ。役所は「今回も細田監督作品に呼んで頂き大変光栄です。今回の録音はトップバッターで、まだ動いていないクローディアスの表情と監督の指示だけを頼りに録音しました。無音のスタジオで監督と2人で、まるで舞台公演のリハーサルをしているような現場は格別の経験でした。まだ僕は、動いている登場人物達も芦田愛菜さんや他のキャストの皆さんの声も聞いていません。完成がとても楽しみです。細田監督作品はいつも予想を遥かに超える、観たこともない世界を見せてくれます。とにかく完成が待ち遠しい!」とやる気をみなぎらせる。
4作品連続で細田作品に参加となった役所について監督は「最初からクローディアスは、役所さんをイメージしてシナリオやデザインを作りました。これまでの役所さんの出演された作品での、人間の奥底に眠る悪や狂気などを的確に表現される迫力が圧倒的だったので、クローディアスは役所さん以外には考えられませんでした。プレスコ収録では、クローディアスを凄まじい迫力で表現されていて、この声の力に、画がついていけるのかな、と不安になるくらいでした。でも、役所さんのお芝居に、アニメーターのみんなが大きな刺激を受けてさらに高みを目指しました。声のお芝居とアニメーションのお芝居が一緒に高め合って、充実した悪の表現を作ることになったんです」と、クローディアスという役は役所以外考えられなかったこと、また制作に与えた影響が大きかったことを明かした。
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さらに、スカーレットと聖の前に次々と立ちはだかるクローディアスの刺客集団や≪死者の国≫の住人ら重要キャラクターを一挙解禁。細田守作品初参加となる、市村正親・吉田鋼太郎・斉藤由貴・松重豊・柄本時生・青木崇高・白山乃愛・白石加代子そして、細田作品2作目の山路和弘、4作目の染谷将太と強力布陣が壮大な物語に参戦する。
今までとは大きく異なる細田作品を創るにあたり、監督は「なんと贅沢なんでしょう。考えられる限り最高のキャストです。お芝居を通して皆さんから教えてもらえることが様々あり、『果てしなきスカーレット』を作る上で大変勉強になりました。この作品は本当に恵まれていると思います」と恐縮した様子で話しつつも今作への自信をのぞかせる。
映画『果てしなきスカーレット』は、11月21日公開。
※プロデューサー・齋藤優一郎のコメントは以下の通り。
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世界中で悲劇的な衝突を目の当たりにする中、誰もが明るい未来を想像できなくなっている。
愛を見つけること、共に手を取り合い生きることこそが、私たちの未来の肯定に繋がるー。
そう信じて、細田監督は、この映画を企画しました。
本作はプレスコという、絵がない状態から芝居をして頂くという収録から始まりました。
日本を代表する名優の皆さまにご参加いただき、
監督と志を共有し、共に、登場人物たちの魂を磨き上げながら、
この映画を更なる高みへと押し上げてくださったように思っております。
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