


「まあ、お義姉さんの意見はもっともな気もするけど、かと言ってマリやユウミが犠牲になるのはちがうと思う」「そうだよね。介護は実子の問題だって言うし」「そうだけど、配偶者や子どもに影響はあるのよねえ」
母の意見も理解できます。だからこそ悩んでいるのです。



「だって、お義母さんが倒れたのは5年前でしょ? 約20年のうち15年は、2人でおじいさんとおばあさんの世話していたのよね?」「うん、そうだね」「こんな言い方はよくないかもしれないけど、20年経っても要介護1と2でしょ? お義父さんは急死するまでずっとお元気だったし」母は不思議そうに言いました。



夫との話し合いを経て、義母や義祖父母を首都圏に呼んで介護施設を探す案を義姉に提案しました。しかし義姉から「故郷を離れる親たちの気持ちを考えて」とアッサリと却下されてしまいます。
でも介護のために私たち家族が転職や引っ越しをして、今の生活を犠牲にするのは納得できません。悩んだ私は実母にも相談しました。すると私は義姉がなぜ20年前に地元へ帰る選択をしたのか疑問を抱き始めます。
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原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・塚田萌