「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025千葉大会」の男子は16日、千葉ポートアリーナで開幕し、世界ランキング5位の日本代表が同8位のドイツに3−1で勝利した。
昨夏のパリ五輪で枢軸を担った主将の石川祐希(29=ペルージャ)や高橋藍(23=サントリー)らが今大会からメンバーに名を連ねる中、同大会でチームトップの81得点を挙げた西田有志(25=大阪B)は不在。同じオポジットのポジションは、1学年上の宮浦健人(26)らが担っている。
代表の得点源だった西田は、パリ五輪後に代表休養を明言。
今季は登録メンバーのリストに入りながらも、「1年後にチームの力になれるように準備する期間」と試合には出場しない意向を示している。
SVリーグの大阪Bで監督と選手としてともにプレーし、今季から日の丸の指揮を執るロラン・ティリ監督(61)とも話し合った上での決断だ。
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18歳の時から全力でトップを駆け抜けてきたからこそ、苦渋の選択だった。
一度離れることには「この決断が正しかったのかという葛藤が常にある」と話し、ポジションを奪われるかもしれないという重圧も隠さなかった。それでも「先を見据えて、95%のパフォーマンスを常に出せるようにしたい」と、個人の課題と向き合う期間に充てている。
現在も週6でトレーニングを継続。専門的のトレーナーを招聘(しょうへい)し、フィジカル面の強化に重点を置いている。
先月下旬のイベントでは「(今までは)1人で自分の個人の技術を磨くっていうことがやっぱりあまりしてなかったので、すごく有意義な時間を過ごせています」などと、穏やかな表情で話していた。
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