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兵庫県警尼崎南署は17日、薬局から糖尿病の治療薬を盗んだとして、尼崎市の耳鼻咽喉(いんこう)科「瀬尾クリニック」院長の医師、瀬尾達容疑者(62)=神戸市東灘区西岡本2=を建造物侵入と窃盗の容疑で逮捕したと発表した。
逮捕容疑は2024年9月6〜26日、クリニックと同じビルにある薬局に合鍵を使って侵入し、糖尿病の治療薬リベルサス7ミリグラム20錠を盗んだとしている。「自分でダイエット用に飲むためや知人に与えるためだった」と容疑を認めているという。
ダイエット目的での糖尿病治療薬使用については23年に国民生活センターが注意を呼びかけるなど社会問題化。日本医師会は健康な人が使用することはリスクがあるとしている。
署によると、薬局の社長が、24年11月に「数百万円分の糖尿病の治療薬などが盗まれた」と署に相談した。別の糖尿病治療薬「マンジャロ」「スージャヌ配合錠」などもなくなっているといい、署が詳しい経緯や動機などを調べている。【木山友里亜】
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