F・P・エスポージト(左)とルックマン(右) [写真]=Getty Images ナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンをめぐるインテルとアタランタのクラブ間交渉は、依然として続いているようだ。18日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が報じた。
現在27歳のルックマンは2022年夏からアタランタでプレーし、セリエAでは3シーズン連続で2桁ゴールを記録。23−24シーズンはヨーロッパリーグ優勝に貢献した。そんな同選手の獲得に複数のビッグクラブが関心を示すなか、ここ数日でインテルの動きが具体化している。
インテルのピエロ・アウジリオSD(スポーツディレクター)も「我々はルックマンが欲しい。我々はアタランタに意思を伝えた」と公言し、ルックマン本人とは年俸400万ユーロ(約7億円)の5年契約で個人合意に達している。ただ、インテルが提示した移籍金4000万ユーロ(約69億円)に対し、アタランタは5000万ユーロ(約86億円)を要求しており、クラブ間ではまだ隔たりがある。
今回の『スカイ』の報道によると、アタランタは移籍金を譲歩する見返りとして、インテルに所属するU−21イタリア代表FWフランチェスコ・ピーオ・エスポージトを取引の一部に含めることを提案したようだ。しかし、インテルは昨季レンタル先のスペツィアで得点を量産し、FIFAクラブワールドカップでもインパクトを残した20歳のエスポージトを“非売品”としており、アタランタの要求を即座に拒否したという。
なお、インテルはルックマンの獲得が失敗した場合に備え、ユヴェントスのアルゼンチン代表FWニコ・ゴンサレスをリストアップしている模様。同選手の獲得には、2000万ユーロ(約34億円)+ボーナスほどの移籍金が必要になると予想されている。