小倉記念2025に出走予定のラスカンブレス(24年11月撮影、ユーザー提供:淳。さん) 今年の日本ダービーを制したクロワデュノールの甥となるラスカンブレス(牡4、美浦・林徹厩舎)が、小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)で重賞初挑戦初制覇を狙う。
ラスカンブレスは父ブリックスアンドモルタル、母アースライズ、母の父マンハッタンカフェの血統。母は15年のフラワーCの2着馬。祖母のライジングクロスは06年の英オークスの2着馬。叔父のクロワデュノールは24年のホープフルS、今年の日本ダービーを制し、秋には凱旋門賞に参戦予定となっている。
ここまで10戦4勝。勝ち上がりに3戦を要したように、当初は血統のイメージほど走れていなかった。しかし、昨秋に1勝クラスと2勝クラスを連勝。3勝クラスでも昇級初戦の3走前こそ12着に大敗したが、前々走で2着に好走。そして前走の六社Sを快勝し、待望のオープン入りを果たした。今回は昇級戦、それも重賞初挑戦となるが、ハンデ戦でもあるので十分にチャンスがあるだろう。
ここで重賞初制覇を果たし、出世争いで先を行く年下の叔父に一歩近づくことができるか。今後を占う大事な一戦となることは間違いない。