【日本ハム】万波中正2年ぶり2打席連発 新庄監督から「手を離すな」指摘で打撃感覚も“開眼”

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2025年07月19日 21:31  日刊スポーツ

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楽天対日本ハム 7回表日本ハム2死、左越えソロ本塁打を放つ万波(撮影・鈴木みどり)

<楽天2−5日本ハム>◇19日◇楽天モバイルパーク



日本ハム万波中正外野手(25)が“目覚め”の2打席連発で、前半戦最終カード白星発進に貢献した。2試合ぶりにスタメン復帰。1点リードの6回に左翼へ6月28日西武戦以来、出場15試合ぶりの15号ソロを放つと、7回には再び左越えに16号ソロ。23年8月12日ソフトバンク戦以来2年ぶりとなる2打席連発で、流れを呼び込んだ。


   ◇   ◇   ◇


万波はどうしても打ちたかった。1点リードの6回1死、フルカウントから西垣の内角低め直球をかち上げると、打球は左翼席に吸い込まれた。出場15試合48打席ぶりの15号。「うまく回転して打てました。苦しかった時期もすごく長かったので、本当に本当にうれしく思います」。7回も再び左翼へ2年ぶりの2打席連発。「オールスター前にホームラン打てて良かったなと、マジで思ってます」。人気サッカー漫画イナズマイレブンの必殺技から拝借した、手のひらを突き出す「ガニメデプロトン」ポーズで喜んだ。


6月28日西武戦で14号を放って以降、わずか6安打で17三振。この日の試合前時点で、打率は2割2分7厘まで落ち込んでいた。この日も2打席目まで連続三振を喫し、第3打席の前に新庄監督から「(バットから)手を離すな」と指摘を受けていた。崖っぷちの中、自らも「元々やりたいような打ち方。自分が1番気持ちいいと感じるようなところに収まるような。できるんじゃないかなって気がして」と閉じていたスタンスを開き、打撃感覚も“開眼”。万波砲復活に、指揮官も「あの1本でガラッと変わった。安心しました」と喜んだ。


しばらく鳴りを潜め、差を広げられていたトップ独走中の20本塁打のレイエスとは4本差。「別に、10本離れてるとかじゃない。絶好調とかだったら、すぐにひっくり返る数字。もちろん最後まで諦めるつもりはないんで、まだまだ背中を追って頑張ります」。チーム内キング争いが、日本ハムの快進撃を、さらに後押しする。【永野高輔】

このニュースに関するつぶやき

  • ハムの万波と鴎の山口。ともに2000年生まれで今年25歳。そしてドラフト4位入団。ともに2021シーズンに一軍で初HRを記録して、2022シーズンに二桁HRを記録、翌年には初の規定打席到達。>続く
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