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<巨人0−4阪神>◇19日◇東京ドーム
場内がため息に包まれた。巨人は延長戦の末に力尽き、自力優勝の可能性が消滅。延長11回に5番手の船迫が1死一塁から佐藤輝に決勝2ランを浴びるなど大量4失点で勝負が決まった。阿部監督は試合後、開口一番「悔しいね」。続けて「チャンスはつくるんだけどね…何を言っても仕方ないね。力の差が歴然としているよね」と絞り出した。
最善の策は打った。先発はチームトップの8勝をマークする山崎を立てた。相手先発の村上との息詰まる投手戦を演じ、7回4安打無失点。登板最終回の7回には2死満塁のピンチを招くも代打糸原を見逃し三振に仕留め、指揮官も「要所でも頑張ってくれた」とねぎらった。
チームは残り56試合で阪神とは今季最大の10ゲーム差となった。リーグ2連覇への道のりは極めて厳しいものとなったが、阿部監督は「試合はずっと続くわけだし、やる以上は絶対諦めちゃいけない」。可能性が残されている限り、上だけを向いて戦い続ける。
▼87試合目で巨人の自力Vが消滅した。巨人が球宴前に自力V消滅は6月26日、76試合目の22年以来12度目。過去11度のうち7月6日、70試合目に消えた96年と7月8日、78試合目の08年は前半戦で自力Vが消滅しながら逆転優勝しているが、今季はどうなるか。
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