瀬古は日本代表として、アジア最終予選後半戦で主力として活躍 [写真]=Getty Images 今年6月17日にスイス・スーパーリーグ(スイス1部)のグラスホッパーからの退団が正式発表された日本代表DF瀬古歩夢は、リーグ・アン(フランス1部)へ渡る可能性が高そうだ。フランスメディア『RMCスポーツ』が17日に報じた。
現在25歳の瀬古は、2017シーズンにセレッソ大阪のクラブ史上最年少記録となる16歳11か月でトップチームデビューを飾ると、2022シーズンにはJ1リーグのベストヤングプレーヤー賞とJリーグYBCルヴァンカップのニューヒーロー賞をダブル受賞。C大阪では公式戦通算94試合出場2ゴール2アシストを記録し、2022年1月に海を渡った。
グラスホッパーでは加入直後からセンターバックで定位置を掴み、在籍3年半で公式戦125試合出場4ゴール2アシストを記録。2024−25シーズンのスイス・スーパーリーグでは、出場停止の1試合を除く37試合のピッチに立っていたが、今年6月にはクラブと新契約を締結せず、退団することが明かされていた。
欧州シーズンの2025−26シーズンは“ワールドカップイヤー”ということもあり、FIFAワールドカップ26アジア最終予選で4試合のピッチに立った瀬古の去就には大きな注目が集まっているが、その新天地はル・アーヴルとなるようだ。
2022−2023シーズンにリーグ・ドゥ優勝を果たし、21年ぶりにリーグ・アンへ復帰したル・アーヴルは、2023−24シーズンから2年連続で15位と、降格手前で残留を成し遂げてきた。同クラブはアメリカ合衆国のブルークロウ・スポーツ・グループの傘下に入っているが、決して資金が潤沢ではなく、今夏の新戦力はすべてフリートランスファーで獲得。同じくフリーの身である瀬古に対しても、熱視線を送ってきたという。
なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏も19日、瀬古のグラスホッパー行きが決まったと報道。瀬古はヨーロッパ各地に複数の選択肢があったなかで、新天地としてル・アーヴルをチョイスし、既に契約も結ばれたとのこと。現時点でクラブからの公式発表はされていないが、瀬古のル・アーヴル入りは確実と言えそうだ。
【ハイライト動画】瀬古はバーレーン戦にもフル出場!W杯出場に貢献