<巨人0−4阪神>◇19日◇東京ドーム
阪神坂本誠志郎捕手(31)がテルに続いた。延長11回、佐藤輝の25号2ランで先制し、なおも2死一塁。巨人船迫のスライダーを勢いよく振り抜き、左翼スタンドへ運んだ。
「あんまりホームラン打ったことないので手応えとか分からないですけど、この球場は1点でも多く取るというのは大事だし、なんとかしたいなと思って。よかったです」
勝利を決定づけるびっくり2号2ランに、ベンチも大盛り上がり。「めったにないことなので。みんな盛り上がってくれるので、うれしいです」と笑った坂本も手荒いハイタッチで返した。
シーズンの複数本塁打は、19年以来6季ぶり。藤川監督が「バットの方は少しそっとしてあげてほしいなというところですけど」とジョーク交じりに話した好調ぶりは、数字にも表れる。打率2割5分8厘に加え、長打率3割5分8厘は現時点でキャリアハイ。二塁打の数も、過去最高だった5本を大きく上回る11本を放っている。
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打席でも根底にあるのは女房役としての思い。「(リード)2点だと1人出るとバタバタするのが、(9回裏に)最後1人出ても落ち着いていられたのが、追加点あってよかったかなと思います」。この日も先発村上以下の6投手を好リード。「もちろん輝のホームランもすごいホームランですけど、それまでにピッチャーが頑張って投げてくれて、点をやらないというのが最後勝つチャンスをいっぱい残せた」。これからもバットとミットで白星を量産する。【磯綾乃】
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