
長年の付き合いがある友人でも積もり積もった不満が爆発し、そのまま絶縁に至ることもある。投稿を寄せた40代女性(福岡県)は、20年前に友人と絶縁したエピソードを綴った。友人について、こう振り返っている。(文:長田コウ)
「高校の同級生で性格のキツイ子でした。周りの人に無意識に相手がムッとする事を言ってトラブルから嫌われるところがある人でした」
「服を買いに行こう」と誘ってきたが……
友人とは「男性の好みも服の好み」も違った。お互いの家の距離は50キロも離れているにもかかわらず、その日はお出かけに誘ってきたそう。
「私は往復だけでも疲れるのであまり行きたくない気持ちのまま我慢してつきあっていました」
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友人から誘ってきたものの、友人は免許を持っていないため運転するのは結局女性。日頃から「性格合わないなぁ」と思うことは多々あったものの、「絶縁する大きなきっかけ」がなかったという。
別の日、友人から「服を買いに行こう」と誘ってきた。女性が気に入った服を鏡の前で当てて見ていると…。
「〇〇(女性)ちゃん、その服似合わないからやめたほうがいいよ」
これには、さすがの女性も「カチーンときました」と振り返る。しかし、怒りを露わにすることはせず買うのを辞めたそう。以降、連絡を控えたくなった女性は3か月間、連絡をしなかったという。友人は、女性の気持ちに気づいていなかったようだ。
「メールで『なんで何にも連絡してこないの?』と怒ったメールが届きましたが、面倒なので無視しているとやっぱり電話がかかってきて、『なんで連絡してこないの?』と言うのです」
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女性は内心、「は?自分こそそっちから何も連絡ひとつよこさないのに?」と思っていた。本音をこうこぼしている。
「彼氏じゃないのになんで私からばっかり連絡をしてあげなきゃいけないのか、嫌で仕方ありませんでした」
しかし、本音は伝えず「ごめん」とだけ伝えた女性。すると、「私はごめんという言葉が聞きたいんじゃない!あの時なんであんな事を言ったのか理由が知りたい」と厄介な返しをしてきたのだ。
友人とは毎回同じ流れになっていたというが、前もって「あー、別に怒らせるつもりじゃなかったの」と言えば、「ほーら!また言い訳する」と返された。
「謝っても違う、理由言えばそれは良い訳だと言うし、どっちに転んでも責められるんです。いつもそのついでに過去を掘ってはネチネチとあの時はああだった、こうだったと責められます」
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友人から「死ね」の暴言、ついに堪忍袋の緒が切れる
日頃の友人の言動にウンザリしていた女性だが、ある時限界を迎える出来事があった。
「彼女の口から『死ね』と言われ、私も堪忍袋の緒が切れて、『じゃあ、もう、いい。もうそこまで言うほど腹が立つなら友達やめよう』と言いました」
その日を境に、女性は連絡を断った。すると、友人は「実家に電話をかけて母に理由を話して私に取りつごうとしました」と行動に出てきた。女性はもちろん断った。
数日後、友人から手紙が届いたため、女性は本心を伝えることにした。
「もう連絡しないでほしい事、彼女のどういうところに嫌気がさしていたかという事を書き、絶縁しました」
高校卒業時から感じていた違和感を抱えたまま、10年もの間、縁を切るタイミングを逸し続けた女性。ようやく絶縁できたことを清々しく思っているようだ。
「今は面倒くさいと思う相手がいないので、穏やかに暮らせてます」
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