ユヴェントス移籍に近づくサンチョ [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表FWジェイドン・サンチョが、ユヴェントスへの加入に近づいているようだ。19日、イタリアメディア『トゥットスポルト』が報じた。
現在25歳のサンチョは2017年夏にマンチェスター・シティの下部組織からドルトムントに移籍し、ドイツの地でブレイク。2021年夏に7300万ポンド(約146億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入した。しかし、高額な移籍金に見合うだけのパフォーマンスを発揮できず、エリック・テン・ハフ前監督との衝突もあって構想から外れる。2023−24シーズン後半はドルトムントに、24−25シーズンはチェルシーに期限付き移籍した。
サンチョはチェルシーで一定の成果を残したものの、給与面で合意に至らず、同クラブは500万ポンド(約10億円)の違約金を支払って買い取り義務を放棄。サンチョはマンチェスター・ユナイテッドへ戻ってくることになったが、ルベン・アモリム監督のチームにも居場所はなく、まもなく始まるアメリカツアーにも参加しない予定だ。マンチェスター・ユナイテッドとの契約は残り1年。今夏の退団が有力とされている。
そんななか、ユヴェントスは以前からサンチョの獲得に強い関心を示してきた。そして、ここ数日サンチョの代理人がトリノを訪れ、ユヴェントスとの大筋合意に達したようだ。サンチョは大幅な減俸を受け入れ、年俸600万ユーロ(約10億円)+ボーナスの4年契約が大枠となる模様。個人条件に関しては、あとは契約の細部を詰めるのみだという。
一方、ユヴェントスはマンチェスター・ユナイテッドとのクラブ間交渉に向けて、初期で提示していた1500万ポンド(約30億円)から移籍金を増額し、さらに「簡単に達成可能」な一連のボーナスを付け加えて合意を目指しているという。さらに”ビアンコネロ”は、マンチェスター・ユナイテッドがサンチョの退団時に支払うことになっている補償金の一部を負担し、スムーズな取引成立を目指しているようだ。
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