去就に注目が集まっているヴェイガ [写真]=Getty Images チェルシーに所属するポルトガル代表DFレナト・ヴェイガは、今夏の完全移籍を見込まれているようだ。
2003年7月29日生まれで現在21歳のヴェイガは、元カーボベルデ代表FWネルソン・ヴェイガ氏を父に持つ、身長190センチメートルの左利きの選手で、中盤や左サイドバック、センターバックなど複数ポジションでのプレーを可能としている。
スポルティングの下部組織出身だが、トップチームでのプレー経験はなく、アウクスブルクへの期限付き移籍を経て、2023年8月にバーゼルに完全移籍となった後、2024年7月にチェルシーに1200万ポンド(約24億円)と見られる移籍金で完全移籍加入し、2031年6月30日までとなる7年契約を締結した。
2024−25シーズンは複数ポジションをこなしながら、公式戦18試合出場で2ゴール1アシストを記録していたが、カップ戦での出場が主だったため、さらなる出場機会を求めて、今年1月に買い取りオプションなどは付随しないレンタル移籍でユヴェントスに加入し、同クラブでは公式戦15試合に出場した。
レンタル移籍期間満了に伴い、チェルシーに復帰したヴェイガだが、優勝を果たしたFIFAクラブワールドカップ2025のメンバーには含まれず、再び今夏の移籍市場で移籍することが予想されている。
そんなヴェイガには複数クラブから関心が寄せられており、移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、アトレティコ・マドリードが状況を注視している模様で、3000〜3500万ユーロ(約52〜60億円)ほどと見られる適切なオファーが提示された場合にはチェルシーを完全移籍で離れる可能性があるという。
また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏もヴェイガが今夏にチェルシーを退団する見込みで、アトレティコ・マドリードの他にバイエルンやプレミアリーグの複数クラブが獲得に動いていることを指摘しており、チェルシーは4000万ユーロ(約69億円)以上の移籍金を求めてクラブ間で交渉を行なっていることを伝えている。
昨夏にチェルシーに加入して7年契約を締結しているヴェイガだが、果たして報道通りにわずか1年で同クラブを完全移籍で退団することになるのだろうか。