クラブW杯でもクルトワは全試合でゴールマウスを守った [写真]=FIFA via Getty Images レアル・マドリードが、ベルギー代表GKティボー・クルトワとの新契約締結で合意した模様だ。スペインメディア『マルカ』が19日に報じている。
クルトワとレアル・マドリードの現行契約は2026年6月30日をもって満了を迎えるため、現在は契約の“ラストイヤー”に突入している。だが、同メディアの報道によると、既に両者は新契約締結で合意しており、2025−26シーズンの開幕前には正式発表される見込みだ。
当初、新契約は2026年6月30日までの1年間ではあるものの、出場試合数に応じて行使される1年間の延長オプションも付随する予定だったという。しかしながら、レアル・マドリードでは、32歳以上の選手との契約は1年単位で結ぶことが“通例”となっており、今夏に退団したクロアチア代表MFルカ・モドリッチを筆頭に、対象が数々の名選手であろうとも、この方針を貫いてきた。現在33歳のクルトワも例外ではなく、最終的に合意した新契約期間は、延長オプションを含まない1年間になったようだ。
これまでにヘンク、アトレティコ・マドリード、チェルシーで活躍してきたクルトワは、2018年夏にレアル・マドリードへ完全移籍。加入直後の数試合はコスタリカ代表GKケイロル・ナバス(現:ニューウェルス・オールドボーイズ)の控えだったものの、即座に正守護神の座を確保すると、その後はケガなどのアクシデントがなければ不動の地位を確立している。これまでにレアル・マドリードでは公式戦通算288試合に出場。2度のチャンピオンズリーグ優勝を筆頭に、「14」ものタイトルを手にしてきた。
なお、シャビ・アロンソ新監督もFIFAクラブワールドカップ2025の全試合でクルトワを起用しており、GKの序列に大きな変化が生まれる可能性は低いと指摘されている。一方で、2030年6月30日までの契約を残すウクライナ代表GKアンドリー・ルニンは、今夏にビジャレアルからのオファーが届きながらも、愛着の深いレアル・マドリード残留を希望。新シーズンもGKのポジション争いは、クルトワに対してルニンが挑む構図となりそうだ。
【ハイライト動画】マドリー、クラブW杯はPSGに敗れ4強敗退