【フィギュア】別の曲が流れるアクシンデントも…渡辺倫果、今季初戦は「立て直すことができた」

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2025年07月20日 16:55  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

女子SPに臨む渡辺(撮影・鈴木正人)

<フィギュアスケート:名古屋市スケート競技会 みなとアクルス杯>◇20日◇愛知・邦和みなとスポーツ&カルチャー◇女子ショートプログラム(SP)



23年世界選手権代表の渡辺倫果(23=三和建装/法政大)が、ハプニングを乗り越えて今季初のSPを滑りきった。


冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は乱れながらも着氷。61・12点で3位につけた。


今季のSPは映画「モアナと伝説の海2」の音楽「Get Lost」を使用する予定だったが、「力強いものが自分にしっくりくる」と約2週間前に22−23年シーズンの「ロクサーヌのタンゴ」に方向転換。だが、この日用意していたのは前者のCDだった。会場に音楽が流れた際に気づき、慌ててストップ。自身のスマートフォンをつなげて事なきを得た。「6分間練習でちょっと体が動いていなかった。アクシデントがあって集中を立て直すことができた」と、けがの功名に照れ笑いを浮かべた。


新SPは過去のプログラムを完全にリメークし、一昨日に振り付けが終わったばかり。この日初めて通すというぶっつけ本番だった。「(振り付けの)宮本賢二先生と本当にいいプログラムになったねと話した。まだまだ煮詰めることができる」と前を向いた。


初出場の今大会は、母の出身の愛知で行われることもあって出場を決めた。フリーは21日に実施。19日に誕生日を迎えたばかりの23歳は、「頑張るしかない」と白い歯をこぼした。

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