「羨ましいですか?」TBS井上アナの質問に批判殺到、元男子バレー主将への“無神経さ”に疑問の声

1

2025年07月20日 18:00  週刊女性PRIME

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

井上貴博アナウンサー(TBSアナウンサーズより)

 7月17日放送の『Nスタ』(TBS系)で、キャスターの井上貴博アナがバレーボール男子日本代表の元キャプテンである柳田将洋氏に投げかけた質問が波紋を呼んでいる。

現役選手として初めてバレー協会の理事に就任

 現在開催中のバレーボールネーションズリーグで、世界ランク5位につけている日本男子代表。16日の第3週初戦ではドイツに3-1で勝利。17日のアルゼンチン戦では、0-2から大逆転でフルセット勝利を収めるなど、決勝ラウンド進出に向けてきわめて良好な位置につけている。

 “事件”はそのアルゼンチン戦の試合前に起きた。スポーツ誌記者がそのときの様子を振り返る。

「この日の『Nスタ』のエンディングで、『Nスタ』のあとに放送されるネーションズリーグの試合会場である千葉ポートアリーナから中継をつないで、対アルゼンチン戦の解説を務める柳田さんにコメントを求めたんです。

 そこで井上アナが『柳田さんからご覧になって今のチームは、うらやましいくらいなんですか?』と聞きました。柳田さんは素直に『やっぱり思いますよね、今の注目度というのは。世界から注目されているので』と回答。同じくキャスターの出水麻衣アナも『コート上にいたかったなぁ、なんていう思いも沸きあがるくらいの盛り上がりということですよね?』と続けました。そして最後に井上アナが『元気出してください。これから放送始まります』と締めくくって終わったんです

 ネット上では、井上アナによる日本代表元キャプテンの柳田への言葉に対して非難があふれた。

《Nスタのアナウンサーの柳田くんへの発言失礼すぎる」
《ちょっと失礼すぎやしないかい? 柳田くんがいた時代もすごかったよ!!!》
《柳田選手がいたころの代表知らないの? 柳田選手の人気知らないの? 知らなかったにしてもあの質問は人としてどうなん?》
《Nスタは金輪際見ないからな》


 など、怒気を含んだコメントが多く見られたのだ。スポーツジャーナリストがこの背景を分析する。

2018年から2021年4月までの約3年間、主将だった柳田さんは、たとえば2019年のFIVBワールドカップで4位に導くなど日本バレー界に尽力してきました。そんなキャプテンだった時代の功績をしっかりと認識していない井上アナの言い方が、バレーファンの怒りを買ったんです。

 ちなみに柳田さんは今年6月、現役選手として初めて日本バレーボール協会の理事に就任し、現在も東京グレートベアーズで現役として活躍中のプレーヤー。選手兼理事として、現場と協会の連携を担う大事な役割も担っています」

 スポーツ報道において選手へのリスペクトがいかに重要か、改めて問われる出来事だった。

    ニュース設定