「批判に反論、追い風吹いた」＝躍進報道に充実感も―参政神谷代表【２５参院選】

　「日本人ファースト」を主張し、「排外主義」との批判も多く受けた参政党。各社の開票速報で躍進が報じられる中、神谷宗幣代表は「バッシングにしっかり反論することで、国民の期待が集まった」とし、「追い風がどんどん吹いた」と充実感をにじませた。

　午後８時すぎ、東京都新宿区のビルの一室に設けられた開票センターに現れた神谷代表は、緊張した面持ちで、報道各社の取材に応じた。選挙戦を振り返り、「発言が切り取られ、ネガティブにたたかれることが結構あった。ただ、それが逆に党員の心に火を付けたのでは」と分析した。

　その後、テレビ各社の生中継への対応に追われた神谷代表。笑顔を見せつつ「まず足場を固めなければいけない。組織づくりをしっかりやっていく」と気を引き締めた。

　一方、たびたびメディアに取り上げられた街頭演説などでの発言の真意について、「外国人排除とは一回も言っていない」「『間違えたな』と思う時は訂正している」と語気を強めて反論する場面もあった。