王者ナポリが7人目の補強！　ボローニャの躍進支えたDFベウケマを約52億円で獲得

　ナポリは20日、ボローニャよりオランダ人DFサム・ベウケマが完全移籍で加入することをクラブ公式サイトで発表した。

　今夏に積極的な補強を敢行するナポリにとって、ベウケマはベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネやオランダ代表FWノア・ラング、イタリア代表FWロレンツォ・ルッカらに続く、7人目の新戦力となる。イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』によると、ナポリがベウケマ獲得に費やした移籍金は3000万ユーロ（約52億円）ほどになるようだ。契約期間は2030年夏までの5年と見られる。

　1998年11月生まれのベウケマは、強靭な守備力と後方から試合を作るビルドアップの能力を備えたセンターバックだ。地元デーフェンテルのゴー・アヘッド・イーグルスで2017年9月にトップチームデビューを飾り、2021年夏にAZへステップアップ。2023年夏からボローニャに加入した。

　ボローニャでは2年間で公式戦通算80試合に出場し、1年目は“ロッソブル”にとって60シーズンぶりとなるチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献。2年目の24−25シーズンは、51年ぶりのコッパ・イタリア優勝を成し遂げ、古豪復活の立役者となった。

　ベウケマは移籍決定に際し、自身の公式インスタグラムのストーリーズを通じてコメント。ボローニャへの感謝を綴った。

「離れることは決して簡単ではありませんが、サッカー選手として、そして人としてさらに成長できる新しい挑戦に直面する適切な時期だと思います。私のキャリアの決定的な瞬間にこの一歩を踏み出すことを許可してくれたボローニャに感謝します」

「過去2年間、私はキャリアだけでなく人生でも最も美しい時期の1つを過ごしました。ファンの皆さんに特に感謝します。皆さんはこの夢の一部であり、すべての瞬間を忘れられないものにし、皆さんの応援のおかげで、常に最善を尽くすことができました

「私はこの数年間の愛情と思い出を忘れずにいるでしょう。このクラブはピッチ上で成功し続けると確信しています。そして、チームメイト全員、コーチ、マネージャー、この素晴らしい家族の一員であるすべての人々の幸運を祈ります」


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