プレシーズンツアーのメンバーから外れたキエーザ [写真]=Getty Images リヴァプールに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザは、今夏の退団が見込まれているようだ。
現在27歳のキエーザはフィオレンティーナの下部組織出身で、2016−17シーズンのセリエA開幕戦で18歳にしてトップチームデビューを飾った。その後、2020年夏に買い取り義務付きのレンタル移籍でユヴェントスに加入。不動の地位を確立していたなか、2022年1月に左ひざ前十字じん帯損傷の大ケガに見舞われ、約9カ月の長期離脱を強いられると、復帰後はコンディションが上がらなかったものの、2023−24シーズンは公式戦37試合出場で10ゴール3アシストを記録するなど、復活を果たした。
そして、昨年8月に固定額1000万ポンド(約20億円)に250万ポンド(約5億円)の追加オプションが付随する契約でリヴァプールに完全移籍で加入し、2028年6月30日までとなる4年契約を締結した。
しかし、負傷の影響もあり、アルネ・スロット監督の信頼を勝ち取ることができず。優勝したプレミアリーグでの先発出場はわずか1試合で、途中出場も5試合だけにとどまるなど、公式戦14試合出場で2ゴール2アシストを記録するのみに終わった。
そんなキエーザは、13日に行われたプレストン・ノースエンドとのプレシーズンマッチに加え、20日に行われたストークとの非公開練習試合にも後半から出場していたものの、20日に発表された香港と日本で行われるアジアツアーのメンバーには含まれなかったことに注目が集まっている。
イギリスメディア『アスレティック』や地元メディア『Liverpool.com』などでは、コンディションの問題で遠征メンバーから外れたことが報じられている一方で、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は今夏のリヴァプール退団が見込まれるため、キエーザがプレシーズンツアーのメンバーから外れたと伝えており、今後の動向には注目が集まりそうだ。