【巨人】泉口の守備、7回集中打、佐々木の11球…劇的サヨナラ勝利の裏で光った好守と打線の粘り

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2025年07月22日 06:02  日刊スポーツ

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巨人対阪神 9回裏巨人2死一、二塁、佐々木は四球を選ぶ(撮影・浅見桂子)

<巨人6−5阪神>◇21日◇東京ドーム



巨人が、最大5点差をひっくり返し、劇的なサヨナラ勝ちを飾った。オールスター前最後の試合を白星で飾り、対阪神戦の連敗も5で止めた。


同点の9回2死満塁から、吉川尚輝内野手(30)が中前へサヨナラ打をマーク。5点ビハインドの7回には、増田陸内野手(25)の適時打と相手失策で2点を返し、なおも1死一、三塁からリチャード内野手(26)が2番手ネルソンから同点3ランを放った。


攻撃力が光った裏で、好守も光った。0−0の1回2死一、三塁では遊撃の泉口が阪神大山の三遊間へのゴロを好捕し、素早く送球。7回にも大山の三遊間へのゴロを好捕し、流れを呼び込んだ。8回2死一、二塁では近本の痛烈なゴロを一塁手の増田陸が冷静に処理した。


打線では粘りと集中力が光った。5点差を追いついた7回の集中打は吉川、増田陸、リチャード、長野が追い込まれながら、結果を残した。9回は2死一、二塁から佐々木が11球粘った末に四球を選び、吉川のサヨナラ打につなげた。


阿部慎之助監督(46)は「いや、本当ね、意地を見せてくれました。みんなつないで、つないで。良く追いついた。みんな頑張ったので、勝ちにつながったと思います」と評価した。


最大5点差をひっくり返し、阿部監督は「野球っていうのは、何が起きるか分からないって思って見ていたので、本当に良く追いついてね、最後ああいう形になったなと思います」と話した。

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