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<巨人6−5阪神>◇21日◇東京ドーム
25年は「メークロマン」を−。巨人が5点差をひっくり返し、劇的なサヨナラ勝利で前半戦ラストゲームを白星で飾った。
5点ビハインドの7回に集中打で5点を奪って、9回2死満塁から吉川尚輝内野手(30)が自身7度目のサヨナラ打を放った。
「ロマン」が詰まった同点劇だった。7回は先頭の佐々木俊輔外野手(25)が二塁打で出塁し、吉川が左前打でチャンスを拡大し、増田陸内野手(25)が適時打をマーク。相手失策の間に2点目を奪うと、7回1死一、三塁から「ロマン砲」のリチャード内野手(26)が左中間へ起死回生の同点3ランを放った。
さらに、代打の長野久義外野手(40)が安打を放ち、丸佳浩外野手(36)も安打でつなぐ。この回での勝ち越しは逃したが、若手、中堅、ベテランが融合した「ロマン」あふれる集中打だった。
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首位阪神とは10ゲーム差の3位で前半戦を終えた。96年の「メークドラマ」ならぬ「メークロマン」へ−。阿部慎之助監督(46)が「野球は何が起きるか分からない」と話したように、26日からのシーズン後半戦に向け、大逆転優勝へ一筋の光が見えた。
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