先発登板したメッツ・千賀滉大(写真=GettyImages)○ メッツ 7−5 エンゼルス ●
<現地時間7月21日 シティ・フィールド>
ニューヨーク・メッツがエンゼルスとの本拠地3連戦を先勝。先発登板した千賀滉大投手(32)は3回4失点を喫するも、打線の援護により黒星を回避した。
右太もも痛から復帰2戦目、後半戦の初マウンドに上がった千賀は初回、先頭打者ネトを四球で歩かせるも、3番トラウトからフォークで空振り三振を奪うなど無失点の立ち上がり。2回表も5番アデルをフォークで空振り三振に仕留めるなど難なく二死としたが、7番オハピーへの初球カットボールが甘く入り、右中間への18号先制ソロを浴びた。
続く3回表、二死二塁とピンチを背負うと、3番トラウトにフルカウントから四球を与え、4番ウォードに左翼線への2点適時二塁打、続く5番アデルには右前適時打を許して計3失点。さらに、二死一、二塁と続いたピンチでは先制弾の7番オハピーを空振り三振に抑えたものの、今季最短の3イニングで交代が告げられた。
その後、メッツはスコア2対5の7回裏に無死満塁の絶好機を迎えると、2番フランシスコ・リンドアの併殺崩れの内野ゴロの間に1点を返し、3番フアン・ソトが同点の2点適時打を放って千賀の黒星を帳消しに。続く8回裏にも一死二、三塁とチャンスを作り、相手の失策と1番ブランドン・ニモの犠飛で2点を勝ち越した。
9回表を守護神エドウィン・ディアスが圧巻の3者連続三振で締め、自身4年連続となる20セーブ目に到達。メッツは2連勝を収め、地区首位フィリーズまで0.5ゲーム差としている。
この試合の千賀は3回73球を投げて4被安打、3四球、5奪三振、4失点という投球。自責点4を喫するのはルーキーイヤーだった2023年6月17日のカージナルス戦以来、約2年ぶりとなった。ここまで今季15試合に先発して7勝3敗、規定投球回に未到達ながら防御率1.79を記録している。