京橋駅の名物、大量買いする人も続出 一見すると普通の「フランクフルト」、ほかと何が違うの?

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2025年07月22日 11:40  まいどなニュース

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ケース内に山積みになるフランクフルトと、大量のその場で食べた人たちの串

大阪市都島区、京阪京橋駅のホームで販売している京橋名物「フランクフルト」。大阪・関西万博でも販売され(※現在は終了)、超局地的な名物が世界にお披露目された。

【写真】濃い味が疲れた体にガツンと来ます!

京橋駅の1、2番線ホーム「もより市」で販売されるこのフランクフルト。店内のホットプレートで焼かれ焼き目がついたパリッとした皮と、アルコールにぴったりの濃い味付けが人気で、仕事帰りに買う常連や、大量買いする人も多いという。50年ほど前から販売されているようだが、その経緯について正確な記録は残っていないそうだ。製造販売する京阪ザ・ストアの長瀬勝俊さんに話を聞いた。

――どれくらい売れていますか?

長瀬:1日当たり約1000本、カレー味は約200本ほど売り上げます。このうち、京橋駅ホームの売上が約700本、カレー味約150本と、全体売上のほとんどを占めています。

――コンビニなどのフランクフルトとは全く違う味と食感です。 

長瀬:ターミナル駅で乗降客も多く、ケチャップやマスタードを付けると過って衣服や駅施設を汚すなどのトラブルの恐れがあることから、ケチャップなしでも食べられるよう味付けを濃くしています。また、小さなお子様や女性などでも短時間で無理なく食していただけるよう、サイズは小さめです。

――万博でも販売されていましたが、県外のお客さんの反応は?

長瀬:京橋名物を掲げておりますが、東京や神戸など他地域でも存在する地名のため、不思議そうな表情をされる方もいらっしゃいました。でもご存じの方も多く、お連れの方に熱心に京橋のフランクフルトの魅力を説明されていた光景も見かけて、大変光栄でした。

――何がきかっけでこんなに有名になったのでしょうか。ゲームの桃太郎電鉄にも登場しているそうですが…。

長瀬:桃太郎電鉄については、担当者もゲームのプレイ中に知ったくらいで、逆に驚きました。以前は「知る人ぞ知る」商品だったと思いますが、2010年代から雑誌やテレビなどメディアで取り上げられる機会が増え、「京橋名物」になったと感じています。製造上の問題やコロナ禍など存続の危機もありましたが、社会や経済が激動の50年間変わらず販売できたのはお客様のおかげ。大阪に来られた際は、ぜひお手軽なローカルグルメをご賞味ください!

◇ ◇

京橋駅ホーム以外では、京橋駅の改札内コンコース、京橋駅外の中央改札口横、もより市天満橋駅、大和田駅、萱島駅、石清水八幡宮駅の7店舗で販売中とのこと。京阪沿線民がこよなく愛する絶品フランクフルト、ぜひご賞味いただきたい。

(まいどなニュース特約・米田 ゆきほ)

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  • 超地元の話題だ。旭区へボランティアに通ってたころ、何度か食べたことがある。これはうまい。ビールが進む�ӡ���
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