1位は三冠牝馬の全姉による「1分31秒5」 関屋記念の勝ち時計ランキング

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2025年07月22日 12:00  netkeiba

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12年に関屋記念を制したドナウブルー(ユーザー提供:おにぎりくんさん)
 7月27日(日)に新潟競馬場で行われる関屋記念(3歳上・GIII・芝1600m)。サマーマイルシリーズシリーズの第2戦に位置付けられている一戦に、今年は19頭がエントリーしている。悲願の重賞初制覇を狙うボンドガールを中心に、前走の府中牝馬Sで2着のカナテープ、今年のニュージーランドT覇者イミグラントソングなどが覇を競う。本稿では同レースの開催にあたり、歴代勝ち時計をランキング形式で紹介する。(左回りとなった01年以降、新潟芝1600mでの開催に限る)。

■10位 1分32秒2
2017年 マルターズアポジー

 武士沢友治騎手との名コンビで鳴らした逃げ馬。16年夏から1000万下、1600万下、福島記念まで3連勝を飾り、17年2月の小倉大賞典で2つ目のタイトルを獲得する。その後は大阪杯12着、七夕賞で11着と崩れたが、7番人気で出走した関屋記念で華麗な巻き返し。道中11秒台前半のラップを刻んで単騎逃げに持ち込むと、直線でも脚が鈍ることはなく、1.1/4馬身差を付ける快勝。広い新潟コースでまんまと逃げ切った。

■8位タイ 1分32秒1
2019年 ミッキーグローリー
2023年 アヴェラーレ

 ミッキーグローリーは18年に京成杯を制し、同年のマイルCSでも5着に健闘。その後、左第1指骨の剥離骨折が判明し、休養をよぎなくされたが、19年の関屋記念で復帰すると、上がり32.2秒の豪脚で重賞2勝目を飾った。アヴェラーレは23年に4番人気で出走。直線は中団から仕掛けどころをうかがったが、進路がなく追い出しをかなり待たされる不利。それでも残り200mで鞍上がGOサインを出すと、鋭く突き抜けた。

■3位タイ 1分31秒8
2001年、2002年 マグナーテン
2003年 オースミコスモ
2007年 カンパニー
2016年 ヤングマンパワー

 3位タイは実に4頭5レースが横並び。中でもマグナーテンはコース改修後、初の関屋記念となった01年に1分31秒8で駆け抜けレコード勝ちを飾ると、翌年も同タイムで駆け抜けた。03年覇者オースミコスモは単勝53.4倍の伏兵評価を覆しての白星。6歳馬のカンパニーは3馬身半差の圧勝で、2年後に天皇賞(秋)、マイルCSを制すこととなる。ヤングマンパワーはOP入り初戦での戴冠だった。続く富士Sも制し、重賞連勝とした。

■2位 1分31秒6 2018年 プリモシーン

 デビュー2戦目で勝ち上がり、続くフェアリーSで初タイトル。桜花賞は10着に敗れたが、NHKマイルCで5着とまずまずの結果を残し、51kgで出走可能な関屋記念に駒を進めた。道中は中団で脚を溜め、直線は馬場中央を鋭伸。外から迫ったワントゥワンの追撃をクビ差退け、1番人気に応えた。3歳牝馬による同レース戴冠は、31年ぶり3頭目だった。

■1位 1分31秒5 2012年 ドナウブルー

 全妹に三冠牝馬ジェンティルドンナがいる同馬。12年は年明け初戦の京都牝馬Sで重賞初制覇を飾り、5月にはヴィクトリアMで2着に入っていた。2つ目のタイトルを狙った関屋記念は1番人気で出走。半マイル通過が47秒フラットで、レースの上がり3Fが32.8秒という上がり勝負になったが、2番手からしぶとく脚を伸ばして、レコード勝ちを飾った。

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