フラメンゴ加入が迫るMFサウール [写真]=Getty Images アトレティコ・マドリードに所属するMFサウール・ニゲスは、フラメンゴへの移籍が間近に迫っているようだ。21日、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏を始め、スペイン紙『マルカ』らが報じている。
居場所を失った“チョリスモの体現者”の去就が、ここ数時間で大きく動いた。レンタル先のセビージャから戻ってきた今夏、現行契約を1年残しているもののアトレティコ・マドリード退団が決定的となったサウールは、トラブゾンスポルとの4年契約締結まで秒読みの段階に入ったことが伝えられてきた。しかし21日、同選手は自身の公式Xにて「個人的な事情でうまくいかなかった」と投稿したほか、トラブゾンスポルも声明にて「メディカルチェックおよび正式契約にサインするための、すべての渡航計画を当クラブが整えていたが、選手本人より、最終段階での“家庭の事情”を理由に移籍の決断を撤回する旨の連絡を受けた」と交渉が不成立に終わったことを明かしていた。
が同日、サウールがフラメンゴでのプレーに非常に近づいている、と移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が指摘。スペイン紙『マルカ』も、「エルチェ出身の選手はブラジルでキャリアを続けるまであと一歩」とした上で、「わずか数時間で、このミッドフィールダーはトルコのトラブゾンスポルからブラジルへとキャリアの道を転向した」と急転直下の出来事だと報じている。
また『マルカ』によると、アトレティコ・マドリードとの契約解除はまもなくと見られており、再び問題が起こらない限りはフラメンゴに加入すると強調。現在チームを率いているのは、ディエゴ・シメオネ政権下における黄金期をともに生きたフィリペ・ルイス氏で、ブラジルの地でかつての同僚に師事することになる。
なおロマーノ氏は、サウールとフラメンゴが2028年末までの3年半契約を締結すると見込んでおり、23日にはリオデジャネイロに向かうことを伝えているが、このまま終局を迎えるのだろうか。