ハイスペックを生かしてハイエンドゲームも楽しめるスマートフォンが、nubiaの「REDMAGIC」シリーズです。その中でも「REDMAGIC 10 Air」は、異色の存在です。
同シリーズはゲーミングモデルながら、Airの名の通り本体の厚さが約7.9mm、重さは約205gと薄型軽量化されています。カラーバリエーションはブラック(Twilight)とホワイト(Hailstone)の2色に加え、オレンジ(Flare)が追加されました。
日本でも販売されているモデルですが、筆者は2025年6月に上海で開催された「MWC Shanghai 2025」のZTEブースで実機を触ってきました。
Snapdragon 8 Gen 3という今から1世代前のプロセッサを搭載しながら、高度な冷却機能を備えることでゲーム用途にも十分対応できます。薄いボディーながら、バッテリーは6000mAhと大容量で80Wの急速充電にも対応します。
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本体側面にはショルダートリガーも配備されています。このボタンがあることで、ゲーム体験は大きく変わるといいます。ボタンは本体の厚みいっぱいの大きさがあるので押しやすいです。快適にゲームプレイが可能になります。
背面は左側がクリアパーツとなっており、カメラ部分からその下のチップセットまで内部が透けて見えるデザインが特徴です。
ブラックとホワイトのモデルはこの処理が無く、歴代のREDMAGICモデルには必ず透明のカラバリがあっただけに、クリアボディー好きな人には物足りない存在だったかもしれません。
オレンジ(Flare)カラーは燃え上がるようなオレンジ色と透明パーツの対比が独特の雰囲気を出しています。なお、Snapdragonのチップは本物ではなく、搭載していることをあえて見せるためにデザインとして表記が施されています。
本体の右側面にもボタンが見えますが、これはゲームマシンモードであるゲームスペースに入るためのものです。ゲームスペースに入ればREDMAGIC 10 Airがゲーム機のように動きます。メニューに表示されるのはゲームアプリだけ、プレイ中に邪魔になる通知もOFFにされます。
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こちらがゲームスペースです。ショルダートリガーのカスタマイズなど、自分好みに本体の性能を調整できます。本体が薄いためポケットにも入れやすく、移動中でもいつでも取り出しゲームの世界に没頭できます。
カメラは5000万画素が2つ、広角と超広角です。標準モデルの「REDMAGIC 10 Pro」は、これに加えて200万画素のマクロを備えていますが、通常の撮影であれば2つで十分でしょう。画質も悪くなく、日常的なスナップ撮影も楽にこなしてくれます。
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