ボトルに入ったコカ・コーラ(AFP時事) 【ニューヨーク時事】米清涼飲料大手コカ・コーラは22日、米国産サトウキビを原料とした砂糖を使ったコカ・コーラを今秋に国内で発売すると発表した。トランプ米大統領は今月16日、自身のSNSへの投稿で「本物のサトウキビ糖」を使うよう要請し、同社が承諾したと明らかにしていた。
同社は米国内のコーラにトウモロコシから作られる高果糖シロップを使用している。トランプ政権が「米国を再び健康に」というスローガンを掲げる中、旗振り役のケネディ厚生長官は高果糖シロップや合成着色料などによる健康被害を問題視。政権の方針が同社の経営戦略に影響を及ぼした可能性もあるが、既存製品の販売は継続する。
同社はメキシコなどではサトウキビ糖のコカ・コーラを販売している。
トランプ氏は糖分ゼロの炭酸飲料「ダイエット・コーク」を愛飲していることで知られる。