パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長=22日、ワシントン(AFP時事) 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は22日、米テレビのインタビューで、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の進退について、「すぐに辞任すべき理由はない」と述べた。
ベセント氏は「パウエル氏は良い公職者で、任期は来年5月だ」と指摘。「任期までやり通したいならそうすべきだし、早期に辞任したいならそうすべきだ」と話した。パウエル氏がトランプ大統領に解任されるとの懸念が金融市場でくすぶる中、火消しを図った格好だ。
トランプ氏もこの日、ホワイトハウスで記者団に、「パウエル氏の仕事ぶりはひどい」とこき下ろしつつ、「彼はすぐにも辞める。あと8カ月もすれば」と語り、少なくともすぐに解任する考えはないことを示唆した。