桃の選果作業をする作業員ら=23日、福島県桑折町 福島県桑折町で23日、名産品の桃の共選場の様子が報道陣に公開された。町内では桃の主力品種「あかつき」の収穫が始まっており、今月末には出荷の最盛期を迎える。
同町の桃は皇室への献上品に32年連続で選ばれるなど、品質に定評がある。同日、ふくしま未来農業協同組合(JAふくしま未来)の共選場では100人以上の作業員が手際良く選果などの作業を行った。今月末のピーク時には1日で約70トンが共選場から出荷される見込みだという。
JAふくしま未来によると、春に適量の雨が降ったことなどで今年の桃は大きさ、糖度ともに良好な傾向にある。桃農家の大槻栄之さん(67)は、「(贈答用としても)自信を持って使ってもらいたい」と胸を張った。