半導体大手ルネサスエレクトロニクスのロゴマーク 半導体大手ルネサスエレクトロニクスが25日発表した2025年6月中間連結決算(国際会計基準)は、純損益が1753億円の赤字(前期は1395億円の黒字)に転落した。中間決算の赤字は19年以来、6年ぶり。協業先の米半導体メーカー、ウルフスピードの経営破綻に伴う損失計上が響いた。
ウルフスピードは先月、日本の民事再生法に相当する米連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請。ルネサスは同社に20億ドル(約3000億円)の預託金を支払い、半導体基板の供給契約を結んでいた。再建計画を踏まえた評価損として2350億円を計上した。