「石破さんしか頼れない」異例の“石破辞めるな”デモ、参加者が明かした参加理由…周囲からは冷ややかな声も

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2025年07月26日 06:10  web女性自身

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参院選で与党過半数割れの大敗を喫した結果責任を問われ、与野党から“退陣要求”が噴出している石破茂首相(68)。そんななか、7月25日に石破氏の“続投”を求めるデモが首相官邸前で開催するという告知が、Xを駆け巡った。



「昨秋の衆院選で与党過半数割れ、6月の東京都議選での議会第一党陥落、そして今回の参院選と自民党が“3連敗”を喫しことで、自民ベテラン議員らや県連などが石破氏に退陣を迫り、大手新聞社も石破氏が8月中に首相の座を退く見通しであると報じました。いっぽう、石破氏はかたくなに続投の意向を示し続けるなど、いまや政局は大混乱の様相を呈しています」(全国紙政治部記者)



そんななか、7月23日にあるXユーザーが、首相官邸前でマイクやスピーチを伴わない石破氏の『激励』デモを開催すると告知。この投稿が立ちどころに拡散され、25日夕時点で1万近“いいね”が寄せられる反響を呼ぶことに。これまで“辞めろデモ”が行われたことはあったが、“辞めるな”と訴えるデモは極めて異例だが――。



「デモに賛同を示したユーザーのなかには、野党支持者も多くみられています。石破首相が消費税減税など多くの野党が公約として掲げた政策に否定的だったことを考えると、矛盾しているように見えますが、次の総裁候補筆頭に保守色の強い高市早苗氏があがっていることから、その流れに抵抗を抱くリベラル層を中心に石破首相を再評価する動きが強まっているのです」(前出・政治部記者)



そんななか迎えた、デモ当日。開始時刻の夜7時ごろ、本紙記者が首相官邸前に到着した際には、デモ参加者が歩道に沿って長蛇の列をなしていた。



現場に出動した警察官らが交通整理にあたるなか、一帯ではドラのような楽器の音も鳴り響き、参加者は「石破はやめるな!」「石破踏ん張れ!」とシュプレヒコールを上げた。いっぽう、一部からは「石破に続投させてはなりませんよ皆さん!日本が乗っ取られますよ!」「うるせえ!やめちまえ!」というカウンターも上がった。



デモに参加した女性はプラカードを手に持ちながら、こう話す。



「石破さんが辞めちゃうと、右派色の強い人が出てきてしまうことが心配。参院選では、参政党のような政党も台頭しましたし。ガラッと空気が変わり始めて、排外的な動き、改憲に向けた動きも加速しそうで。次の世代の子たちのためにも、絶対に食い止めたい。立憲民主党の野田さんでは役不足だから、今は石破さんしか頼れる人がいないと思う。“消去法”とでも言うんでしょうか」



いっぽう、デモを遠くから見つめていた30代の男性は冷ややかに話す。



「ちょっと興味本位で見物に来ただけですよ。結局、この人たち(デモ参加者)は自民党支持じゃないんですよね?訴えてることはわかるけど、票を入れてないのに『辞めるな』と言うのはね」



まさかの“応援”を受ける石破首相だが、’13年の自民党幹事長時代、特定秘密保護法案に反対する市民デモに対し、ブログでこんな持論を綴っていた。



《単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない》



後にこの主張を修正した石破氏だが、あれから12年、自身に向けられた激励のメッセージを、どのような心境で受け止めているのだろうか。

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  • 辞めるなゲル!消費税は100%に増税だ!財務省頑張れ!…ってデモ隊から聞こえました。w
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