着付けのプロが教える、100均の意外なアイテムを使った「簡単かわいい浴衣の帯結び」の方法がInstagramで話題になっています。動画は記事執筆時点で55万回以上再生され、6000件を超えるいいねを集めました。
動画を投稿したのは、福岡で着付け教室を営む「けい」(@kitsukeyasan__fuk)さん。厚生労働大臣認定の「一級着付け技能士」の資格を持つ4児の母のけいさんは、Instagramアカウントで気軽に挑戦できる帯結びの方法などを発信しています。
今回話題になっているのは、セリアの「伸びる靴ひも」と「フリルチュールテープ」を使ったリボン風の帯結びの方法です。
100均に行くと「コレ使えそうとかアレつけたらかわいいやんとか、浴衣の帯周りしか出てこん笑」と、浴衣の帯結びに活用できるアイテムをつい探してしまうというけいさん。まさか靴ひもが浴衣の帯結びに役立つとは……と驚いてしまうアイデアを早速見てみましょう。
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浴衣を着て帯結びの工程まで来たら、まずはへこ帯を2周巻いてから手先を上にしてしっかり結び、リボンの土台を作ります。リボンの羽の幅は、肩幅よりもやや小さめにしておくと良いそうです。
短い方の帯は中に入れ込み、長い方は肩幅ほどの長さでパタパタとジグザグに折りたたみます。たたんだ帯は縦にして左手でつかみ、先ほど結んだリボンの中央にあてます。
ここで、セリアの伸びる靴ひもが登場。たたんだ帯の中央に当てたら、ぐるっと巻いて前側で結び、リボンと折りたたんだ帯を固定します。靴ひもの細さと伸びる素材のおかげで、きつすぎずゆるすぎない絶妙なゆとりがありながらもしっかり形が固定できました。
その後、たたんだ部分をていねいに広げて美しく整え、上半分を手前に折り返すと……ふんわりかぶさった帯のおかげで、結んだ靴ひもがきれいに隠れています! 前面も、靴ひもが見えないように帯の中にしっかりと入れ込んでおきます。
続いて、フリルチュールテープも登場。サイドに残っている靴ひもにチュールを絡め、両端を目立たないよう帯に入れ込みました。前から見ると、先に結んだ帯の上部に透け感のあるフリルをあしらった状態です。見事に目を引くアクセントになっていますね。
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あとは、帯の下部を帯板に挟み込み、整えたら完成です。これはかわいい……!
けいさんはワンポイントとして「伸びる靴ひもはけっこうぎゅうぎゅうに締めても苦しくならないよ」「しっかりキツめに締めてね」と投稿に添えて伝えています。
この投稿には「綺麗可愛いでいいね!」「目から鱗です! 早速試してみたいと思います!」「簡単だけど映えますね」「帯に合わせると高級感が増すし、わからない! 上手な活用方を思いつかれたことに感謝と尊敬です」とアイデアを称賛する声が集まりました。
また、寄せられた「これ大人でも出来ますか?」という質問に、けいさんは「もちろん! お好みで羽根の大きさとかフリルの見え方とか変えてみてくださいねー」と回答。夏祭りや花火大会など、浴衣を着る機会にまねしたいという人は参考にすると良さそうです。
けいさんのお店の詳細や着付けの予約については、公式サイト「福岡の着付け屋さん」からチェックできます。
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画像提供:けい(@kitsukeyasan__fuk)さん
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