海での「フロート遊び」に気をつけて! 風による影響を特に強く受ける遊具です【国民生活センターが注意喚起】

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2025年07月26日 13:40  まいどなニュース

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「海洋生物型」「鳥型」など、フロートの種類はさまざま※画像はAIが作成したイメージです(dreamdes/stock.adobe.com)

7、8月は海水浴シーズン。「フロート」に子どもを乗せて遊ぶ光景がよく見られますが、陸からの風により沖に向かって流され、海岸に戻れなくなる事故が発生しているといいます。国民生活センターの公式Xアカウント(@kokusen_ncac)が、注意を呼びかけています。

【動画】フロートに乗った子どもが沖に流される事故が発生しています

風を受ける面積が広い→風により大きな力を受けて速く流される

海上保安庁によると、海での遊泳中の子どもの事故はこの時期に集中して発生しており、溺水が約6割、帰還不能が約3割となっています。

「海洋生物型」「鳥型」など種類はさまざまですが、立体的で風を受ける面積が広いフロートは、風により大きな力を受けて速く流されてしまいます。一度流されると自力での帰還は難しく大変危険。以下のポイントを確認し、安全に海を楽しみましょう。

【事故を防ぐためのポイント】
・ライフジャケットを正しく着用
・保護者は目を離さない、手を離さない
・取っ手にしっかりつかまる
・対象年齢を確認
・立ったり座ったりは慎重に
・風の強い日は使用を控える

海水浴場での漂流実験の結果は…

「ダミーを乗せた鳥型のフロートを海岸から約5m離れた位置から漂流させ、約20m離れた時点から救助者が追いかける」という、漂流実験を行いました。

風速2〜4m/sの風が断続的に吹く中、フロートは約0.6m/sの速さで漂流し、 110秒後には海岸から約 50mの位置まで流される、という結果に。水深が浅い位置では距離が縮まりますが、水深が深くなると救助者の動きが遅くなり、 フロートとの距離が広がりました。

▽出典
・国民生活センター 公式X/フロートに乗った子どもが、陸からの風により沖に流される事故が発生しています
・フロートが沖に流された! 海水浴中の子どもの事故が発生

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このニュースに関するつぶやき

  • ここまで注意を払ったとしても尚を危険な海や川に子どもを連れて行く気にはならない。うちの子は大学4年だけど。。
    • イイネ!8
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