元セクシー女優に届く「汚いDM」を暴露…自撮りした“ヤバい画像”を送りつけてくるファンも

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2025年07月26日 16:30  日刊SPA!

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 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」が、自身の経験や周囲の業界人から聞いた話をもとにお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半で引退を決意し、ライターへ転向。現在はメディア出演も積極的に行っている。
◆セクシー女優に届きがちなDM

 セクシー女優がSNSのDMを解放する理由は、主に仕事の依頼を受けるためだ。タレントへの問い合わせは所属事務所の専用アドレスへ送るものだが、YouTubeやTikTokなどが発達してから、カジュアルな方法でのオファーも一般化している。

 アカウントは事務所が管理している人が多いけれど、ボックスに「変なDM」が届くのはよくある話。痛いファンからのメッセージに加え、誰が得するのかわからない仕事依頼などバリエーションは幅広い。

 筆者のところにも、さまざまな「汚いDM」が届いた。ただ、筆者はあくまでセクシー業界を引退済み。現役女優のもとに届くDMとは内容がやや異なるため、今回は「セクシー女優に届きがちなDMあるある」をお届けしたい。

◆「事務所管理」の文字を読まない人々

 まずは「あるあるDM」を箇条書きにしていこう。

・自身の局部の写真(加工一切なし)
・女優に対するラブレター(ガチで付き合ってほしい系の告白含む)
・パパ活の打診や夜のお店のスカウト
・TikTokやYouTubeの出演依頼(なお、ギャラなし)
・「イベントにきてほしい」といった勧誘DM(参加費がまさかの自腹。招待ではない)

 これだけではないが、代表的なDMは上記の通り。局部の写真に関してはもう定番中の定番で、セクシー女優なら誰もが一度は送り付けられた経験があるだろう。ちなみに筆者は現役時代には免れたものの、引退後に“未知との遭遇”を果たしてしまった。

 ファンからのムチャなメッセージだけではなく、演者がほぼ得をしないであろう不思議な案件DMも本当に多い。おそらくセクシー女優だから安くor無料でコキつかえると思われているだろう。

 どの人も共通しているのが、女の子のプロフィール欄に記載された「DMは事務所管理」の文字が読めていないこと。愛が重いラブレターを送ったところで、事務所の人間にも読まれるのに……。

 また、依頼側ばかりが得をするDMなんてすれば、「失礼な企業アカウント」だとバレるので、デメリットしか生まれない。みんな重要なポイントをびっくりするくらい見逃し、いいオトナなのに失礼なことを平気でしている。

 結局のところ変なDMを送る人や企業は“その程度”の存在だが、開封するだけで不快になるのも事実。余計なストレスを与えないでほしいところだ。

◆セクシー女優に変なDMを送る人の心理

「変なDM」の数は非常に多いため、彼らが何を考えているか考察しよう。タレントに対して個人的なDMを平然と送ることができてしまう人は「いろいろと深く考えている人」と「まったく何も考えていない人」の2パターンに分かれる。

「いろいろと深く考えている人」とは、要するに伝えたい内容をたくさん抱えている。愛の告白なんてまさに目的がハッキリしているし、たとえ上から目線だったとしても、アドバイスをしたいという気持ちは、「あなたのことを思っていますよ」というアピールへと繋がるもの。気持ちが抑えきれないからこそ、「事務所管理です」の文字を読み飛ばしてでも想いをぶつけてしまうのだ。

 反対に「まったく何にも考えていない人」とは、恥ずかしげもなく自撮りした局部の写真や、個人的すぎるパパ活の打診メッセージを送ることができてしまう。

 もう少し深く考えられるのなら、自信満々の写真や個人的な誘いに対し「キモイと思われたらどうしよう」なんて不安が1%でも浮かぶはずだろう。彼らにこれといった強い気持ちはなく、結果的に浅い思考のもと、浅い行動をしてしまうのだ。

◆演者に対するDMは簡単に送っていいものではない

 どちらのタイプも、自分たちが変な行動に走っている自覚はない。マズい自覚を持つなら、最初から余計なDMは送ってこないからだ。

 どこか距離感がおかしく、好きと口にする割には女の子に対しての偏見を持つから、大人として落ち着いた行動が取れないのだろう。

 悲しいかなセクシー女優という職業柄、世間からは下に見られてしまうようだが、我々も人間で、感情は備わっている。

 メッセージボックスはファンのお気持ち表明の場ではないし、基本的に女優は依頼金が高い仕事なので、安ギャラでは釣れない。「みんなもう少しわきまえてほしい」のが業界人の本音と言えようか。

文/たかなし亜妖

―[元セクシー女優のよもやま話]―

【たかなし亜妖】
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。

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