藤浪晋太郎、DeNA移籍後初実戦で1回無失点　わずか5球で3者凡退、日本で1017日ぶりのマウンドに満員の球場沸く

■イースタン・リーグ　DeNA−ロッテ（26日、横須賀）

DeNAに移籍した藤浪晋太郎（31）が3年ぶりとなる日本での実戦登板に臨んだ。イースタン・リーグのロッテ戦に先発し、1回（5球）を投げ、打者3人を相手に被安打0の無失点でマウンドを降りた。

マリナーズ傘下3Aタコマを自由契約となり、日本球界に復帰した藤浪。横須賀のスタンドは満員となり、立ち見が出る盛り上がり。日本での登板は阪神時代の22年、ヤクルトとのCSファイナルステージの第2戦（10月13日）での先発以来、1017日ぶりとなった。

この日は元中日で新加入のダヤン・ビシエド（36）が「3番・一塁」でDeNAデビュー戦。藤浪と同じくMLB経験者の筒香嘉智（33）が「4番・DH」に入り、捕手は伊藤光（36）が務めるなど、豪華なスタメンとなった。

初回、藤浪の立ち上がりは、1番・和田康士朗に対し、初球は152kmのストレートでファール。2球で追い込むと3球目のスプリットで左飛で打ち取った。佐藤都志也は初球ストレートで詰まらせて左飛。続くルーキー谷村剛も初球、高めのストレートで右飛に打ち取り、あっさり5球で3者凡退に抑え、スタジアムに歓声が沸き起こった。

打線は初回、梶原が二塁打で出塁したが、度会が中飛、DeNA初打席のビシエドが投ゴロ。2死三塁で4番・筒香が見逃し三振に倒れ、先制点ならず。2回からは藤浪に代わって森唯斗（33）がマウンドに立った。