【日本ハム】柴田獅子が3回完全デビューも交代指令…「本音を言うと、まだまだ投げたかった」

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2025年07月26日 19:27  日刊スポーツ

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日本ハム対ロッテ 3回表まで無安打無失点に抑え笑顔で引き揚げる柴田(撮影・黒川智章)

<日本ハム−ロッテ>◇26日◇エスコンフィールド



プロ初登板初先発した日本ハムのドラフト1位、柴田獅子(れお)投手(19)が3回パーフェクトデビューを飾った。


1回は全8球オール直球勝負で3者凡退。2回は4番山本に対してフルカウントから152キロ直球で空振り三振。これがプロ初奪三振となった。続く5番西川との24年ドラ1対決では、カウント1−2から138キロのスライダーで2者連続の空振り三振を奪った。3回も7番高部からもスライダーで空振り三振を奪うなど3回まで完全投球を披露して、新庄剛志監督(53)も拍手でたたえた。


打線も3回までに4得点とプロ初勝利の権利も見え始めていたが、打者一巡を完璧に抑えたところで球数は39球に達した。2軍でも2回37球が最長最多だった柴田は、試合前から40球めどで臨んだデビュー戦。新庄監督は予定通りに4回が始まる前に投手交代を球審に伝えた。


3回無安打無失点、3奪三振。柴田は「想像通り楽しいマウンドでした。あんなに沢山の拍手をしてもらったことはなかったので、やっぱり1軍はいいなと思いました。プロを相手に通用するかは未知数だったので、初心に戻って初回は真っすぐで勝負しました。ファウルと空振りの反応がよかったので、そこは手応えを感じたところです。本音を言うと、まだまだ投げたかったですが、3イニングを投げられてよかったです」とコメントした。


すばらしい投球内容に、加藤投手コーチも「何も言うことはない。ストレートは良いですし、マウンド度胸もある。簡単に変化球でストライクも取れる。高卒1年目とは思えない、すごいセンスだと思います。これからが楽しみです」とコメントした。


ちなみに2軍では打者として指名打者で出場を重ねており、前半戦は2本塁打を放っている。投打で底知れぬポテンシャルを持つ高卒ドラ1ルーキーが、まずは投手として衝撃的なデビューを果たした。


◆柴田獅子(しばた・れお)2006年(平18)4月18日、福岡県生まれ。福岡大大濠3年夏は福岡大会で投手兼一塁手でプレーし、投げて2勝、打撃は打率5割2分6厘、1本塁打、6打点。決勝で西日本短大付に2−5で敗れ甲子園出場なし。高校通算19本塁打。昨年ドラフトでは宗山(明大)を外した日本ハムとソフトバンクが外れ1位で競合し、日本ハム入団。イースタン・リーグでは投手で8試合(防御率2・31)、打撃は96打数15安打(打率1割5分6厘)、2本塁打。今季推定年俸880万円。187センチ、87キロ。右投げ左打ち。名前の由来は祖父がライオンズファンだったため。

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  • 合格です また先発で見たいね 日本ハムは層厚く楽しみな選手いっぱいいるね
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