フィギュアスケート男子で昨季の世界ジュニア王者中田璃士(りお、16=TOKIOインカラミ)が、年末の全日本選手権初制覇へ向けて「徳」を積み重ねる。
26日、大阪・関空アイスアリーナで行われている全日本ジュニア合宿に参加。今季の新フリー「グラディエーター」の曲かけ練習などを行った。同世代の仲間たちとのやりとりに、リラックスした様子も。「特にスピンなどをやっている。スケーティングなどで収穫があった」とうなずいた。
年齢制限で26年ミラノ・コルティナ五輪の出場資格を持たないが、次世代のエースとして期待されている中田。愛知・中京大中京高に進学した昨季は、全日本ジュニア選手権と世界ジュニア選手権を制覇。シニアも出場する全日本でも銀メダルと健闘した。この日、報道陣から女子で世界ジュニア3連覇の島田麻央(木下グループ)が今季の全日本優勝を目標に掲げたことを伝え聞くと、「自分も目標にしてがんばります」とにやり。日本一への距離感について問われると「4回転4本くらいやって、そこからは運だと思う」と、またにやり。技術だけでなく、運気も向上させていく“秘策”を明かした。
普段から、運を引き寄せるために、自身が止まったホテルの部屋を清掃するのが日課という。「床に落ちているゴミを全部拾って、来た時よりもきれいにする。そうすることで、いつもより運が寄ってくると思う」と、さらなる「開運」に自信を見せた。
30年のオリンピックを見据える16歳。今季がジュニア最終年となる見込み。「オリンピックシーズンの空気を初めて味わう1年。4年後に生かせるようにしたい」と引き締めていた。【勝部晃多】
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