【AI予想・関屋記念】伏兵評価も能力は重賞級 長所が生きる新潟外回りでうっ憤晴らす

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2025年07月26日 20:00  netkeiba

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関屋記念に出走するトランキリテ(c)netkeiba
 今週の日曜日は、新潟競馬場で関屋記念(GIII)が行われます。

 ここ10年の関屋記念をみると、18年を除く9回で6番人気以下が3着以内に入っています。三連単が100万馬券になるような大波乱こそないものの、人気薄にも注意が必要な一戦と言えそうです。

 また、昨年まで別定戦で開催されていた関屋記念ですが、今年からはハンデ戦で行われます。ハンデ戦は各馬が同時にゴールできることを目的とし、実績や近況などを考慮しハンデキャッパーが斤量の調整を行います。実績のある馬や能力が高いと判断されれば斤量は重くなりますし、実績がなく能力も足りないような馬は斤量の恩恵が受けられます。通常のレースよりも各馬の能力差は縮まりますので、それによって波乱が起きるケースも多く見られます。

 今年の関屋記念では過去10年では見られなかったような高配当決着になる可能性も十分にありそうです。難解な一戦でAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。

◆重賞級の能力は証明

 今週の関屋記念でAIが本命に抜擢したのは、人気薄が予想されるトランキリテでした。

 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。

 トランキリテはオープンへの昇級初戦となった24年の洛陽S(L)で2着。いきなりクラス通用のメドを立てましたが、その後の成績は一息でなかなか馬券に絡むことができていませんでした。

 しかし、ここ2走はどちらも3着と復調気配がうかがえる結果を残しています。2走前の六甲S(L)はスタート直後に両サイドから挟まれるような形になり後方からの競馬。それでも直線では大外から猛然と追い込み、勝ち馬とタイム差なしの3着。2着馬は今年の新潟大賞典(GIII)を勝ったシリウスコルトでしたし、相手関係も考えると十分な評価が与えられる一戦だったように思えます。

 前走の都大路S(L)はテンから激しい流れとなったものの、追い込み切れずに3着。ただ、勝ち馬は次走で府中牝馬S(GIII)を制したセキトバイーストでしたし、2着は51キロと軽量でしたので差し切れなかったのも致し方なしと言える内容。それでも自身の脚は使えていますし、悲観する走りではなかったように思います。

 今回は直線距離658.7mの新潟外回りが舞台。自身の長所である末脚を存分に活かせる条件になるのは歓迎材料と言えるはずです。ここ3走の上がりは1位が2回、3位が1回と安定していますし、差し脚が活きる流れや馬場になれば上位食い込みも十分に可能なはずです。

 まだオープン特別すら勝っていないため、想定オッズでは伏兵の1頭に過ぎない評価となっている本馬。ただ、条件的には申し分ないように思いますし、近走の相手関係から重賞でも通用する能力があるのは示しています。近走のうっ憤を晴らすかのような、怒涛の追い込みに期待したいところです。

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