町野修斗がボルシアMG加入決定! 昨季ブンデス11発で“個人残留”、移籍金は最大で約17億円か

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2025年07月26日 20:22  サッカーキング

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町野修斗のボルシアMG加入が決定 [写真]=Getty Images
 ボルシアMG(ドイツ1部)は26日、ホルシュタイン・キール(同2部)から日本代表FW町野修斗が完全移籍で加入することを発表した。

 契約期間は2029年6月末まで。背番号は「18」となる。ドイツメディア『スカイ』によると、ボルシアMGがキールに支払う移籍金は最大で1000万ユーロ(約17億円)となるようだ。

 1999年9月生まれの町野は、忍びの里・三重県伊賀市出身。履正社高校卒業後に横浜F・マリノスへ加入したが、同クラブでは出場機会を得られず、2019年にギラヴァンツ北九州へ移籍した。同クラブでエースとして活躍し、2021年から湘南ベルマーレに活躍の場を移した。

 町野は湘南でも得点を量産。東アジアE-1サッカー選手権2022で日本代表デビューを飾り、大会得点王の活躍で日本の優勝に貢献した。さらに出場こそなかったもののFIFAワールドカップカタール2022のメンバー入りも果たすなど飛躍を遂げた。

 そして2023年夏、町野は当時2部のキールに完全移籍。1年目はリーグ戦31試合の出場で5ゴール6アシストを記録し、同クラブの史上初となるブンデスリーガ1部昇格に貢献した。24−25シーズンは11ゴール3アシストを記録したものの、クラブは1年で2部降格の憂き目にあった。

 それでも、ブンデスリーガの日本人史上4人目となる2桁得点に到達した町野に対しては、多くのクラブが関心を寄せ、ボルシアMGなどブンデスリーガのほか、プレミアリーグのクラブからもキールに対する問い合わせが相次いだ。キールが町野の移籍金に1000万ユーロを要求したことでクラブ間交渉は長期化したが、最終的にボルシアMGが多額の投資を決断して町野の獲得に至った。

 町野が加入するボルシアMGは1970年代に黄金期を築き、ブンデスリーガ優勝5回、UEFAカップ(ヨーロッパリーグの前身大会)優勝2回、DFBポカール優勝3回を誇るドイツを代表する名門の一つ。2024−25シーズンは10位に終わり、新シーズンは欧州クラブ大会出場へ巻き返しを図る1年だ。

 過去には元日本代表FW大津祐樹氏もボルシアMGに所属し、現在は去就が不透明な日本代表DF板倉滉と、2024年1月にトップチームデビューを飾ったU−22日本代表FW福田師王が在籍している。クラブ史上4人目の日本人選手となる町野は、昨季のブンデスリーガで16ゴールを挙げたドイツ代表FWティム・クラインディーストら実力者とのポジション争いに身を投じる。FIFAワールドカップ26開幕まで残り1年のなか、新天地での町野の活躍に注目が集まる。

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