<ラグビー女子15人制テストマッチ・太陽生命チャレンジシリーズ2025:日本30−19スペイン>◇26日◇東京・秩父宮ラグビー場◇観衆5244人
日本代表「サクラフィフティーン」(世界ランク11位)を率いるカナダ出身女性のレスリー・マッケンジー・ヘッドコーチ(HC、44)が、初の8強を目指すW杯イングランド大会での躍進へ課題を指摘した。
W杯1次リーグ第3戦で対戦するスペイン(同13位)に、19日に続いて勝利。試合後の記者会見では「シンプルなことを複雑にしてしまう。チャンスができたのであれば、ものにしてフィニッシュしにいく。選手はトレーニングしてきたことを試したい、アピールしたい、というのもあるが、もう少しダイレクトにプレーできる」と振り返った。
序盤から相手陣に攻め込み、まずは第1戦の大きな収穫だったラインアウトからのモールを選んだ。以降はスクラム、フィールドでの攻防を選択するなど、相手の反則から、さまざまな手法で攻撃を仕掛けた。マッケンジーHCは「判断のバランスは前向き(な評価)です。コーチボックスから見ても、うまく判断できていた」としつつ「選手たちが下したバランスは良かったけれど、最終的にフィニッシュに持っていきたい」と伸びしろを口にした。
この日は連続攻撃から大外を崩すシーン、モールなど、計5トライ。27日のW杯メンバー発表を経て、8月9日には敵地でイタリア(同8位)とW杯前最後のテストマッチに臨む。
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1次リーグ各組4チーム中、上位2チームが準々決勝に進む本大会は、アイルランド(同5位)、ニュージーランド(同3位)、スペインと同組。一筋縄でいかない戦いに向け「イタリア戦で同じようなチャンスは多く見られない。手ごわいし、W杯でブレークを狙っていくために、大きなチャンスになる。国内で勝てたのは喜ばしいですが、次のタフなチャレンジに向けて課題に取り組んでいきたい」と誓った。【松本航】
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