<広島1−5巨人>◇26日◇マツダスタジアム
巨人が逆転勝ちで、後半戦初戦を白星で飾った。「夏男」を公言するリチャード内野手(26)が5月に移籍加入後初の決勝打で、今季6戦全敗だった“鬼門”マツダスタジアムで待望の初勝利。2位に浮上した。
同点の7回が仕事の時間だった。前日25日「僕が本塁打を打つと展開が変わったり、流れが変わったり、今までもあった」とつぶやいていた。1−1の第3打席、広島中崎の145キロ真ん中を流し打ちすると「僕もびっくり」の、打球は右翼ポール際フェンス直撃。貴重な追加点となる適時二塁打に「必死さが試合に出た」と汗をぬぐった。
2軍落ち後の6月末から死球を挟み11打席連続三振もあった。「1番きつかった」が、夏は待望の季節だった。「打ってるイメージがある。早く来い」と毎年願う。「暑いのは眠れないから嫌。寒いので布団にくるまって寝るのが好き」と生活面は冬派だが、野球は断然の夏派。
球宴前最後の試合だった21日阪神戦でも値千金の同点3ランを放ったロマン砲。2戦連続の殊勲打に「まだ優勝に向けて誰も諦めてない」と熱くほえた。リーグの流れも変えていく。【阿部健吾】
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